一人暮らしに適した暖房器具とは?選び方や種類をご紹介!

一人暮らしの部屋を快適に暖める暖房器具の選び方を徹底解説!電気代が安いこたつや電気毛布から部屋全体を暖めるエアコン・安全性の高いオイルヒーターなど、それぞれのメリット・デメリットをご紹介。節約のコツも必見です。
目次

一人暮らしの部屋、暖房は室温何度からつけるべき?

室温が何度になったら暖房をつけるか迷ったときは、20℃を下回ったタイミングを目安としてください。
個人差はありますが、人が室内で肌寒いと感じ始めるのが20℃前後です。光熱費を節約するために寒さを我慢して、体調不良で医療費や薬代がかかってしまっては本末転倒。「20℃を切ったら暖房のスイッチをONにして、最低でも室温18℃はキープする」という基準を持つとよいでしょう。
なお、WHO(世界保健機関)のガイドラインでは、健康への悪影響を防ぐため冬場の室温は18℃以上を推奨しています。

※参照元:健康に暮らすためのあたたか住まいガイド|国土交通省

一人暮らしの暖房器具を選ぶ4つのポイント

安易に暖房器具を選んでしまうと、室温がなかなか上がらず寒い思いをする結果になります。どのように暖房を選べばいいか、ポイントを具体的に見ていきましょう。

ポイント1:どこを暖める?

最初に考えるべきポイントは「暖めたい範囲」です。
部屋全体を均一に暖めたい場合はエアコンや石油ストーブが適しています。場所を問わず快適に過ごせますが、室温が上がるまでに一定の時間が必要です。
足元や手元など体の一部を暖めたい場合は、電気ストーブ・セラミックファンヒーター・こたつなどが向いています。スイッチを入れればすぐに暖かくなるので、起床時や帰宅時など急いで暖をとりたい場面にぴったりでしょう。ただし、部屋全体を暖めるには不向きなので、暖かく過ごすには工夫が求められます。

ポイント2:何を重視する?

暖房器具ごとに、消費電力・暖房能力・安全性・乾燥への影響力・適した使い方などが違います。

・電気代を抑えたい:こたつ・電気毛布・パーソナルマット(小型ホットカーペット)
・部屋全体を素早く暖めたい:石油ファンヒーター・ガスファンヒーター・エアコン
・やけど・火災リスクを避けたい:オイルヒーター・エアコン・パネルヒーター
・自分の周りを部分的に暖めたい:電気毛布・デスクヒーター・小型セラミックファンヒーター
・臭いの少ない暖房を使いたい:エアコン・オイルヒーター・赤外線パネルヒーター

このように、何を優先するかで適した暖房器具は変わります。例えば「部屋全体を暖めたいけれど嫌な臭いは避けたい」という場合は、エアコンやオイルヒーターを選ぶとよいでしょう。複数の目的を叶えたいなら、暖房器具を組み合わせて使うのもおすすめです。

ポイント3:部屋の広さ(畳数)に合っている?

使いたい暖房器具が部屋の広さに合っているかも重要なチェックポイント。具体的には、製品ごとの適用畳数(適用床面積)を確認するようにしましょう。
狭い部屋に対して出力が高すぎる器具を選ぶと、本体価格や光熱費が無駄になってしまいます。逆に、広さに対して能力が足りない器具では長時間運転しても全体が暖まらず、体調を崩す原因にもなりかねません。多くの暖房器具には「木造○畳/コンクリート○畳」といった目安が決まっていますので、部屋の広さと構造に対応した暖房器具を選ぶようにしましょう。

ポイント4:賃貸で使える?

賃貸住宅にお住まいの場合は、その暖房器具が使用可能かをあらかじめ確認しておきましょう。
エアコン・電気ストーブ・電気毛布・セラミックファンヒーターなどの電気製品は、多くの賃貸物件で問題なく使えます。一方、石油ストーブやガスファンヒーターは注意が必要。火災のリスクだけでなく、結露やカビによる汚れ(壁紙の変色など)を防ぐため禁止されている物件もあります。
どの暖房器具が禁止されているかは賃貸契約書に記載されますが、記載がない・不明瞭な場合は、購入前に必ず不動産管理会社や大家さん(貸主)に問い合わせましょう。

種類別!一人暮らし向き暖房器具のメリット・デメリット

主な暖房器具の電気代と特徴を比較表にまとめました。ご自身のお部屋に適した暖房器具を見つける参考にしてみてください。
※電気代は目安(1kWh:31円で計算)であり、機種や使用環境により異なります。

種類電気代(1時間)得意な広さメリットデメリット
エアコン約5〜40円
(※安定時は安い)
6〜20畳程度部屋全体を暖められる
温度調整が簡単
安全性が高い
乾燥しやすい
初期コストが高い
フィルター清掃が必要
電気ストーブ約10〜30円局所
(※1〜2m圏内)
即暖性が高い
軽くて持ち運びやすい
動作音が静か
範囲が狭い
近づきすぎると衣類が焦げる
電気代がやや高め
セラミックファンヒーター約20〜40円3〜6畳程度
(トイレ・脱衣所等)
小型で狭い場所に置ける
すぐに温風が出る
電気代が高い
温風で空気が乾燥する
広い部屋に不向き
オイルヒーター約20〜50円6〜10畳程度火を使わず安全
空気を乾燥させにくい
静音性が高い
デザイン性が高い
立ち上がりが遅い
電気代が高め
重い
本体が重く場所をとる
こたつ約2〜6円局所省エネ
空気が乾燥しない
暖房範囲が狭い
部屋の場所をとる
掃除がしにくい
ホットカーペット約5〜15円1~3畳程度
(接地面)
足元からじんわり暖まる
部分使用で節電できる
部屋全体は暖まりにくい
低温やけどに注意
電気毛布約1〜3円局所消費電力が少ない
就寝時にも使える
局所的に暖かい
長時間使用で低温やけどの恐れ

一人暮らしの暖房コストを抑えるコツ

今のお部屋でできること

暖房効率をアップして、無駄な電力消費を抑える方法を紹介します。

防寒着やグッズを活用する

暖房の設定温度を上げる前に、まずは自分の服装を見直しましょう。特にお腹などの体幹を冷やすと免疫力が低下し風邪を引きやすくなるため、保温性の高いインナーやグッズを活用するのが得策。ダウンジャケットのような分厚い上着は室内で動きにくいので、薄手でも保温効果の高いタイプやフリースなどを選ぶとよいでしょう。
3つの首(首・手首・足首)を温めるのも効果的。ネックウォーマーやレッグウォーマーを着用するほか、どうしても体が冷える場合は電熱ジャケット(ヒーターベスト)も選択肢に入れてみましょう。部屋の暖房を強めるよりも電気代を安く抑えられます。

設定温度を高くしすぎない

部屋を早く暖めたいからといって、暖房器具の設定温度を上げすぎるのはNGです。環境省が推奨する暖房時の室温目安は20℃。エアコンの設定温度も20℃前後にし、風量は自動運転にするのが最も効率的とされています。

※参照元:家庭のエネルギー事情を知る|環境省

窓の断熱対策をする

暖めた空気の約50%は窓から逃げていくと言われています。冷たい外気で冷やされた窓ガラスが室温を下げてしまうため、断熱対策は非常に有効です。
隙間風には厚手の断熱カーテンが向いています。丈の長いものを選び、下からの冷気を防ぎましょう。ガラス面自体が冷たくなるのを防ぐには、貼るタイプの断熱シートが便利。水だけで手軽に貼れて剥がせるタイプなら、賃貸でも安心して使えます。

サーキュレーターを併用する

暖かい空気は上に移動する性質があるため、「暖房をつけても足元だけ寒い」という現象が起きます。そんなときは、サーキュレーターを使って空気を循環させましょう。
サーキュレーターを床に置いてエアコンや天井に向けて風を送れば、天井付近に溜まった暖気を撹拌できます。部屋の温度ムラがなくなれば設定温度を上げなくても十分に暖かく感じられ、節電につながるでしょう。

フィルターをこまめに掃除する

エアコンのフィルターにホコリが溜まっていると空気の吸い込みが悪くなり、暖房効率が低下します。その結果、多くの電気を使ってしまうのです。
対策として、2週間に1度は掃除機でフィルターのホコリを吸い取りましょう。自動お掃除機能付きのエアコンもありますが、油分を含んだ汚れはきれいに取り切れないケースもあり、どの機種であっても定期的な人の手によるチェックと掃除が必要です。

これから一人暮らしを始める際に気をつけたいこと

どれだけ節約を頑張っても、築年数の古い木造アパートのような隙間風が多い物件では暖房効果が薄れてしまいます。
これから一人暮らしを始める方や引越しを検討中の方は、冬の光熱費を抑えられる部屋(構造)を選びましょう。気密性や断熱性の高い物件を選べば、同じ家賃でも毎月の光熱費が安くなって経済的です。

冷暖房の効率がUPする一人暮らし物件を探すなら

一般的に、木造(W造)に比べて鉄筋コンクリート造(RC造)の方が気密性は高くなります。気密性とは、建物の隙間から空気が出入りするのを防ぐ性能のこと。鉄筋コンクリート造は枠にコンクリートを流し込んで壁を作るため、構造上の隙間ができにくく外気の影響を受けにくいのが特徴です。
素材単体の断熱性(熱の伝えにくさ)は木の方が優れていますが、RC造であっても適切な断熱材施工がされていれば高い断熱性能を発揮します。もともとの気密性の高さと合わさって、魔法瓶のように部屋を暖かく保てる工法です。

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まとめ

一人暮らしの暖房は、室温20℃以下を目安に入れましょう。暖めたい範囲やコストなど、優先順位に合わせて選ぶことが大切です。エアコンやこたつ等、暖房器具ごとの特性を理解し、窓の断熱やサーキュレーターなどの節電術も組み合わせて効率よく使いましょう。
これからお部屋探しをする場合、気密性の高いRC造物件を選べば暖房費を節約することが可能。ご自身の生活スタイルに合った暖房器具と工夫で、冬を暖かく快適に過ごしてください。

テックとピア

監修者名

テクトピア編集部

資格一覧

宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士、賃貸住宅メンテナンス主任者、
少額短期保険募集人、土地活用プランナー

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