一人暮らしの準備の流れとは?やることリスト・スケジュール感・費用について解説

初めての一人暮らしは、ワクワクする反面「何から準備すればいいの?」「必要なものってどれくらいあるの?」と不安も多いものです。物件探しや内見、契約、引越し準備に加えて、生活必需品の購入や各種手続きなど、やることは意外と盛りだくさん。そこで本記事では、一人暮らしの準備をスムーズに進めるために必要なステップを、引っ越し前・当日・後の流れに沿って解説します。

目次

一人暮らしの準備【やることリスト】

【1】引っ越し前
・物件探し
・物件の内見
・申し込み/審査/契約
・家具や家電の準備
・引越し業者や引越す日を決める
・インフラ(電気/ガス/水道/インターネット)の契約
・郵便転送の手続き
・荷造り(不要なものは捨てる)
【2】引っ越し当日
・インフラ(電気/ガス/水道/インターネット)の開通
・荷物の搬出と搬入
・荷ほどき
【3】引っ越し後
・住所変更の手続きなど各種届出

1.物件探し

一人暮らしの準備では、まず理想の物件探しから始めましょう。不動産サイトを活用しながら、家賃・広さ・設備・立地・周辺環境といった基本条件を整理していくことが大切です。お風呂とトイレが別か、オートロックの有無、コンビニやスーパーの距離などは、暮らしやすさに大きく影響します。条件に迷う場合は、通勤や広さなど「何を優先するか」を決めておくとスムーズです。
ここからは、より具体的に「通勤しやすい」「家でも働きやすい」などの視点で物件の選び方を見ていきましょう。

通勤しやすい

通勤にかかる時間を短縮できるように、会社の最寄駅までのアクセスを考えておきましょう。なるべく乗り換えを少なくできると負担も軽くなります。通勤時間を短縮すれば、プライベートの時間も確保しやすくなるでしょう。電車以外の交通手段としてバスや自転車で通勤できるか確認しておくと、場合によっては駅から離れた場所を借りたほうが通いやすいこともあります。

家でも働きやすい

リモートワークがある場合には、1DKや1LDKなど居室とは別に部屋があるとよいでしょう。部屋が余分にあれば、寝室と居室を分けることも可能に。友人などの来客時にも見られたくないプライベートな空間を隠せます。

セキュリティが充実している

仕事で家を空けることが多い方は、オートロック・防犯カメラ・モニター付きインターホン・夜間照明などの防犯設備があると安心です。特に女性の方は、お部屋探しの際にセキュリティ設備を重視してチェックしましょう。

コンビニやスーパーが近い

家の近くにコンビニやスーパーがあると、食料などの買い出しがしやすく便利。特に自炊をしたい場合には、たくさん買い込んでもすぐに持ち帰ることができます。
また、仕事終わりに夕飯や食材を買うことが多い場合は、スーパーが何時まで開いているか確認しておくと安心です。

物件探しのポイント

関連リンク:賃貸物件の探し方!理想の部屋を見つけるためのコツと注意点

2.物件の内見

気になる物件が見つかったら不動産会社へ問い合わせ、内見の予約をします。内見では日当たりや収納、設備、共用部分の清潔さなどを細かくチェックし、問題がなければ申し込み・契約へ進む流れです。

内見のポイント

部屋

・窓のサイズと位置
・玄関や廊下の幅
・収納スペースの広さと奥行き
・エアコンや照明などの設備が備え付けかどうか
・コンセントの数と設置場所
・インターネット回線の対応状況(光回線など)
・部屋の明るさや風通しの良さ
・壁や床にキズ、汚れがないか(クリーニングの有無も確認)
・音が響きやすくないか(隣の生活音が聞こえないか)

共用スペース

共用スペースをチェックする際は、「日常的にどれくらいきちんと管理されているか」を見ておくのが大事です。エントランスやエレベーター周辺、ポストまわり、廊下などにゴミが落ちていたり、汚れが目立つようであれば、建物全体の管理があまり行き届いていない可能性があります。

また、清掃が定期的に入っていない場合は、管理会社の対応がゆるいケースや、住人のマナーに問題がある可能性も。部屋の中がきれいでも、共用部分が荒れていると、住んでからストレスを感じることがあるので要注意です。

周辺環境

物件の周辺環境をチェックする際は、生活のしやすさと安全性の両面から見るのがポイントです。まずは、スーパーやコンビニ、病院、ドラッグストアなど日常生活に必要な施設が近くにあるかどうかを確認しましょう。これらが徒歩圏内にあると、急な買い物や体調不良の際にも安心です。

また、防犯面の確認も忘れずに。特に一人暮らしの場合は、昼だけでなく夕方以降にも実際に歩いてみて、駅から物件までの道に街灯がきちんとあるか、人通りが少なすぎないかなどをチェックすると良いでしょう。

3.物件の契約

物件を契約する際は、「申し込み・審査・契約」という流れで進めます。
内見で気に入った物件があれば入居を申し込みましょう。その後、家賃の支払い能力や勤務先などをもとに審査が行われ、約3〜10日前後で結果が出ます。

審査を通過したら契約手続きに進み、不動産会社で重要事項の説明を受け、契約書に署名します。契約時には、身分証明書・住民票・収入証明書・連帯保証人の書類などが必要になるため、事前に準備しておくとスムーズです。

賃貸契約で必要になる書類

・住民票
住民票を取得するには、現在住んでいる市町村の役所へ行くか、自治体によってはコンビニで取得できる場合があります。費用としては300円前後が必要。マイナンバーが記載されている住民票は利用できないことがあるので、記載の有無を必ず確認しましょう。

・収入を証明するもの
賃貸契約する際には入居審査が行われ、家賃の支払いに問題がないか収入が確認できる収入証明書を提出する必要があります。源泉徴収票や納税証明書などが収入証明になる書類。引っ越しの後に就職するという場合には内定通知書の提出が求められるので、あらかじめ準備しておきましょう。

・連帯保証人に関する書類(住民票や収入証明、印鑑証明書など)
賃貸物件を借りる際には連帯保証人が必須。この連帯保証人についても住民票や収入証明書、印鑑証明書の提出が求められます。また連帯保証人を引き受ける旨の承諾書に署名・捺印をしてもらうことが必要です。

・運転免許証
本人確認のために必要な書類。住所や氏名、生年月日が確認できるため、契約時の身分証明書として提出します。

・健康保険証
運転免許証がない場合などに使える身分証明書。勤務先や加入している保険組合を確認する目的でも利用されます。

4.一人暮らしに必要なものを準備

一人暮らしの生活必需品

一人暮らしの新生活は何かと費用がかかりがち。社会人からの一人暮らしで最低限必要とされるアイテムやあると便利なものを、費用相場もあわせて紹介します。

<家具・家電>
・寝具
寝具は引っ越しの日から使用するので、布団一式を準備しておきましょう。ベッドを使う場合は部屋の間取りや家具配置を考えた上で置かないと、他の家具が置けなくなってしまうことも。またベッド下のスペースが無駄になりがちなので、収納が付いているベッドを選ぶか、ベッド下のスペースに入るケースなどを別途購入して上手に活用しましょう。
布団は素材によって値段が大きく異なり、ポリエステル製であれば一式が10,000円程度でそろいますが、羽毛布団は掛け布団だけで数万円はかかってしまいます。
ベッドも素材や大きさ、デザインや収納力などで値段が異なりますが、50,000~60,000円程度を念頭に置いておきましょう。

・カーテン
カーテンがないと住む場所によっては外から部屋が丸見えになってしまいます。防犯対策のためにもカーテンは早めに付けましょう。また日差しが直接入り込むことで部屋の中が暑くなってしまって快適に過ごしにくく、冷房などに必要な光熱費も無駄にかかってしまいます。
内見時など部屋を見せてもらった時に、窓のサイズを必ず確認するようにしましょう。購入後カーテンの高さや幅が足りないと、買い直しになってしまうこともあるので要注意。
金額は既製品のカーテンであれば1枚3,000円~10,000円が相場です。

・照明器具
お部屋によっては照明器具が付いている場合もありますが、多くの物件では付いていないことがほとんど。入居する前に、お風呂やトイレなどを含めてお部屋のどこに照明が付いているか確認するようにしてください。あわせて天井や部屋のコンセントの形状・位置なども確認しておくと、購入する際に安心です。
金額は、一般的なタイプのシーリングライトであれば4,000~20,000円が相場となります。

・エアコン
暑さ・寒さによる健康への悪影響を防いで快適な生活を送るためには、エアコンはもはや必須級の家電です。空き巣などのトラブルに発展してしまう可能性があるので、窓を開けておけば大丈夫そうな気温の時でも1階の場合や寝る時にはなるべくエアコンを使用したほうがよいでしょう。
また夏や冬といったエアコンの需要が高まる時期だと、設置工事に時間がかかることも。入居に間に合うように早めに購入しておくのがおすすめです。
6~10畳用のエアコンであれば、30,000~100,000円が費用相場。加えて工事費用が10,000~20,000円ほどかかります。

・冷蔵庫
150L程度の容量が一人暮らしに向いているサイズ。あまり料理をしない方や飲み物を冷やすのに使いたいのであれば、金額の安いコンパクトサイズもあります。
自炊をするのか、外食メインなのかなど、自分の食事事情に合わせて必要なサイズを選びましょう。自炊をする方は200~250L程度の容量があると安心です。
お部屋の間取りによっては、置ける冷蔵庫の大きさが限定されてしまう場合も。奥行きや幅、高さを測っておくのはもちろん、扉を開く方向などにも注意してください。
150~200Lの冷蔵庫であれば、30,000~60,000円が金額相場です。

・洗濯機
一人暮らしでの洗濯機の容量は5~7kg程度が一般的。洗濯機は縦型とドラム式がありますが、ドラム式はサイズが大きく値段も高めになります。縦型に比べて乾燥能力が高いため、洗濯する時間が夜になりそうな場合や乾燥まで自動で終わらせたい場合には検討してみましょう。ただしドラム式は搬入経路の横幅も測っておかないと、部屋に入れられないというトラブルが起こる可能性もあるので注意が必要です。
縦型・ドラム式に関わらず、洗濯機置き場のスペースや蛇口の位置などを確認した上で購入するようにしてください。大きさがギリギリすぎると、搬入できても蛇口の部分が引っかかって扉が開けにくくなることがあります。
洗濯容量が5~7kgの洗濯機の費用相場としては、縦型は20,000~30,000円。ドラム式は100,000円~130,000円程度ですが、メーカーや機能によっては200,000円することもあります。

・電子レンジ
18L前後の容量が一人暮らし向きの電子レンジのサイズです。お弁当や惣菜、冷凍食品などを温めてすぐ食べられるので、自炊が難しい方や料理をしたくない方は早めに購入して入居日から使えるようにしておくのがおすすめ。
自炊でいろいろな料理をつくりたい方は、金額は高くなりますが、高機能な電子レンジやオープンレンジなども検討してみましょう。
シンプルな温め・解凍機能がある電子レンジであれば、5,000~10,000円が相場です。

・掃除機
狭い部屋でも場所を取らずに使いやすい、コンパクトなスティック型がおすすめ。思い立った時に手軽に掃除ができるようにしておくのが、部屋をきれいに保つポイントです。
引っ越し時には段ボールや梱包材のゴミなどで部屋が汚れがち。引っ越し後にすぐ使えるように、掃除機を入れてある箱には印を付けておくと安心です。後から購入する場合でも、ほうきなどの簡単な掃除用具は入居時点で準備しておきましょう。
大体10,000~20,000円が金額相場ですが、あまり安いものは吸引力が弱い場合があるので注意が必要です。

・ドライヤー
ある程度の髪の長さがある方は、ドライヤーもすぐに使えるように準備しておきましょう。髪を濡れたままにすると傷みの原因にもなりますし、季節によっては風邪を引いてしまいます。
ドライヤーは、使う時間によって音が響いてご近所迷惑になることも。音が気になる方は静音タイプのドライヤーがおすすめです。
ドライヤーの相場は1,000~5,000円程度となっています。

・炊飯器
家で料理をしてコスト削減したい方には炊飯器が必需品。ご飯を炊く時に一度に多めに炊いて冷凍庫に小分けして保存しておくと便利です。
金額はシンプルな機能の炊飯器であれば、5,000~7,000円が相場となっています。

<身の回りの品>
日常的に使うこまごまとしたものは、いざ使う時になって購入してなかったと気づくことも。意外と必要になるアイテムをまとめましたので、自分に必要そうなものはメモして買い忘れがないように活用してください。
日用品は100円ショップや300円ショップを上手に活用することで購入金額を抑えられます。

◆自炊で使うキッチン用品
包丁
まな板

フライパン
ピーラー
キッチンバサミ

やかん
缶切り
しゃもじ
フライ返し
おたま
ザル
計量カップ・計量スプーン
サランラップ
フリーザーバッグ
アルミホイル
タッパ

◆食器類
お箸
スプーン
フォーク
食器(平皿・小皿・中皿・大皿・丼・お椀・ご飯茶碗・グラス・マグカップ)

◆お部屋やキッチンの掃除用具
食器洗い用洗剤
スポンジ
ふきん(台ふきん・食器ふきん)
水切りかご
水切りネット・ポリ袋
ぞうきん
ゴミ袋

◆お風呂・トイレなどの消耗品
シャンプー
リンス
ボディーソープ
トイレットペーパー
タオル類(大、中、小)
※タオルは入浴やトイレ、台所でも使うことが多いです。特に小さいサイズのタオルは手拭き以外にも、掃除用や汗拭きにも使うため多めに準備しましょう。

◆バッテリー類
電池
携帯などの充電器
※電池切れで困らないように、電池や充電器はすぐに取り出して、分かりやすいところに置いておきましょう。

◆薬など
常備薬(風邪薬、お腹の薬、胃腸炎、痛み止めなど)
体温計
絆創膏
冷えピタ
湿布

<あると便利なもの>
・洗濯ネット
ニットなどの型崩れしやすい服を洗う際には必須。女性の方は下着を洗う際にも必要になるため、早めに準備しておきましょう。100円ショップなどで手軽に購入できます。

・防犯グッズ
新生活をする上で引っ越し先にドアモニターが付いていなくて不安な方は、簡易で取り付けることができるドアモニターを購入するのがおすすめ。また、空き巣対策として窓と玄関に補助錠で対策をしましょう。女性の方であれば、男性用の下着などを見えるところに干しておくのも一定の防犯効果があります。
簡易版のドアモニターは4,000~10,000円、玄関に自分で取り付けることができる補助錠は3,000~4,000円で購入可能。玄関ドアに穴を開けるなど工事が必要なタイプは、必ず大家さんや管理会社に相談してから設置しましょう。

・収納グッズ
収納の不足は部屋に物が溢れかえる原因になります。あらかじめ衣類や下着などを入れる収納ケースやボックスを準備しておくと整理整頓がしやすいでしょう。壁や天井付近などのデッドスペースを活かせる収納グッズがあると、生活スペースがすっきりして快適度も高まります。
最初から棚やケースを買うのが不安な方は、折りたためるタイプのものをとりあえず買っておくと必要に応じて調整がしやすいでしょう。

社会人になると必要になるもの

・アイロン
クリーニングに出さずに自分で洗濯するのであれば、アイロンは必需品です。社内・社外ともに身だしなみを整えておくことはエチケット。しわだらけの服で不快感を与えないようにしましょう。スチームアイロンなら、服をかけたままでもしわを伸ばせる上に臭い対策にもなります。金額は5,000円前後が相場となっています。

・姿見
一人暮らしは他の人に服装をチェックしてもらうのが難しく、服の乱れに気付けないこともあるため、身だしなみチェックのためになるべく全身が確認できる鏡があると便利。シンプルなものであれば5,000円前後で購入可能です。

・電気ケトル
すぐにお湯が沸かせるので時短になる電気ケトル。朝の急いでいる時間やリモートワーク中にコーヒーやお茶を準備するのにも便利です。価格相場は3,000~10,000円となっています。

・布団乾燥機
外で布団が干しにくい立地の場合や、いちいち干すのが面倒な方におすすめ。社会人の一人暮らしだと日中に布団が干せず、気づけば長い間干していないことになりがち。干さない状態が続くと、カビやダニが発生しやすくなるので注意が必要です。大体10,000円前後で購入できます。

・空気清浄機
部屋の埃や花粉が気になる方など、喉が弱い方、アレルギー持ちの方は空気清浄機があると便利。道路と家が近い場合など、立地的に窓を開けて換気したくないといった際にも役立ちます。値段は20,000~30,000円程度が相場です。

・除湿機
換気だけでは除湿が不十分な場合はもちろん、洗濯物を部屋干ししたい時にも除湿機は役立ちます。夏は湿度を下げると冷房効率も上がるので、光熱費節約も可能。相場は10,000~20,000円程度となっています。
湿気がひどいとカビが繁殖しやすくなるので、湿度計を準備して測れるようにしておくと便利です。

・インターネット環境
日ごろの情報収集やリモートワークなどにはネット環境は必須。スマホ・Wi-Fiなどの電波通信・無線通信でもインターネットの利用は可能ですが、仕事で使う際には安定して速度も速い有線接続ができると安心です。月額5,000円程度が相場。

・デスク&椅子
家で仕事をする可能性がある場合には、長時間作業をしても疲れないようデスクワーク環境を整えましょう。デスクの高さや大きさ、椅子の背もたれの高さやひじ掛けの有無など、自分に合ったものを探してみてください。一人暮らしでは仕事用の部屋を持つことは難しいですが、なるべく集中力が乱されないようなレイアウトを考えましょう。

なくても困らないもの

・テレビ
以前はニュースやTV番組が情報源であり、エンタメにおいてもテレビは必需品でした。今はほとんどの方がパソコン・タブレット・スマートフォンなどを所有しており、インターネットで情報収集やコンテンツを楽しむことが可能です。
テレビを買う必要がなくなれば、その分予算やレイアウトのスペースにも余裕が生まれます。引っ越しする際の荷物が減るのもメリットです。

・オーブントースター
オーブントースターは用途が限定的なので、自炊したい方やパンをよく食べる方などでなければ優先度の低い調理家電です。

・ソファー
ソファーは思ったよりもスペースを使い、部屋の広さに合っていない場合はかなりの存在感・圧迫感があります。事前にちゃんと大きさを測っていても、家具や家電を置いてからソファーを置いてみると、移動するスペースや物を置くスペースがない…といった失敗も。
購入したい場合は、引っ越しから少し経ってある程度レイアウトが固まった段階でスペースに余裕があれば検討してみましょう。

5.引越し業者・引越し日時を決める

引っ越し先が決まったら、次は業者と日程を決めます。複数の引越し業者に見積もりを依頼し、料金だけでなくサービス内容や口コミも比較して選びましょう。費用を抑えたい場合は平日や午後など、予約が少ない時間帯を狙うと安くなることもあります。

荷物が少ない場合は、レンタカーを借りて自分で運ぶ方法もありますが、建物の壁や床を傷つけないよう十分注意が必要です。スムーズに引越しを進めるために、早めの準備とスケジュール調整を行いましょう。

6.電気・ガス・水道・インターネット回線の契約や転入・転出届

・電気・ガス・水道
引っ越した日から電気・ガス・水道はすぐに使うことになるので、入居する日が決まったら早めに契約をしておきましょう。特に電気は契約先を選べるため、自分にあったプランの電力会社を探して検討しておくのがおすすめです。
手続きについては基本的にインターネットで可能ですが、ガスの開栓は立ち会いが必要となります。電気・水道は立ち会い不要または自身で開通・開栓が可能ですが、設備によっては自身で対応できず立ち会いが必要な場合もあるので、遅くとも1週間前には手続きを完了しておきましょう。

・ネット回線
4月などの引っ越しシーズンは、インターネットの開通工事まで1ヶ月かかってしまうことも。住む場所が決まったら早めに手続きしておきましょう。引っ越し前と同じ契約プランを継続したい場合は、現在のプロバイダや回線業者が対応しているエリアかどうか確認しておくと安心です。

・転入・転出届
転出届の提出は、転出する2週間前から可能。別の地域へと引っ越す場合には、転出届を出して転出証明書を受け取っておかないと引っ越し先の地域で転入届を出すことができません。転出届を出す際には身分証明書と印鑑が必要。同じ地域内で引っ越しをする場合は転居届を提出します。

・郵便物転送 など
新しい住所に郵便物を送ってもらうためには、郵便局の窓口で転居届を出す必要があります。転送サービスは転居届を出して一年のみ郵便物を転送してくれますので、その間に自分が引っ越した旨を会社や友人・親戚などに連絡しておきましょう。保険や免許なども住所変更の手続きも忘れずに。

・住所登録の変更
引っ越し後は、様々なサービスで登録している住所を新しいものに変更する必要があります。スマートフォンの契約先や銀行、クレジットカード、保険、自転車の防犯登録など忘れずに手続きを行いましょう。特に他の市区町村へ引っ越す場合は、国民健康保険の加入手続きが必要になることも。最近では、複数のサービスの住所をまとめて変更できる便利なサイトもあるため、時間を節約したい人は活用するとスムーズです。

7.引越し・荷ほどき

電気・ガス・水道・インターネットのチェック

新居に到着したら、まず電気やガス、水道の開栓・開通を確認しましょう。ガスは立ち合いが必要な場合が多いため、事前に予約をしておくとスムーズです。電気や水道はブレーカーを上げるだけで利用できる場合も。インターネット回線は開通まで時間がかかることがあるため、引越し前に申し込みを済ませておきましょう。

荷物の搬出・搬入

荷物の搬出・搬入では、家具や家電の配置を事前に決めておくと作業がスムーズです。大型家具は通路やドアのサイズを確認しておきましょう。引越し業者に依頼する場合は、搬入時に破損がないかをその場でチェック。紛失や破損を避けるため、通帳や印鑑などの貴重品、宝石や貴金属などの高価なものは自分で運びましょう。

荷ほどき・梱包材の処分

荷ほどきは生活必需品から優先して進めると効率的です。まずキッチン用品や日用品、寝具など日常使用するものから開封し、続いて衣類や雑貨を整理しましょう。梱包材は段ボールを畳み、自治体のルールに従って処分。プチプチや新聞紙も分別してまとめておくと片付けが早く終わります。家具の配置調整もこのタイミングで行いましょう。

いくらかかる?一人暮らしに必要なお金

最初にかかる初期費用

一人暮らしを始める際には、賃貸契約にかかるお金や引っ越し、家具・家電の購入などの初期費用が必要です。初期費用は家賃の5~6ヶ月分が必要といわれています。

賃貸契約の際には、以下のような費用が必要です。
・敷金…退去時の修繕費用などに充てられます。家賃の1ヶ月分が目安。
・礼金…大家さんなどへのお礼としてのお金です。家賃1ヶ月分が目安ですが、物件によっては不要な場合も。
・仲介手数料…仲介してくれた不動産会社に払うお金で、家賃の1ヶ月分が目安。
・前家賃…家賃は翌月分を前倒しで払うスケジュールが基本です。入居月+翌月分の家賃を引っ越し時に払いますが、月の半ばに入居した際は日割りした家賃+翌月分を払います。
・火災保険料…火災保険の加入は義務ではないものの、ほとんどの物件で求められるのが一般的です。2年契約で10,000~20,000円が相場。
・保証会社手数料…家賃保証会社と契約する際にかかる手数料。初回は家賃の0.5~1ヶ月分が必要で、契約更新時に10,000円程度かかります。

加えて、引っ越し料金として50,000~80,000円程度が必要です。荷物量や距離によっても料金は変わりますので何社か引っ越し業者に見積を頼みましょう。購入した家電・家具は無料配送してくれるお店が多いので、直接引っ越し先に配送してもらうと引っ越し代の節約につながります。

引っ越し代を安くするポイントは、集中するタイミングや時期を避けること。
平日と土日では平日のほうが少し安くなります。また1日の中では午後のほうが安いので、午後または時間指定なしのプランにすると費用を抑えやすいでしょう。
1年の中でいえば、引っ越しが集中する2~3月や9月は料金が高くなるので、避けられる場合は引っ越しタイミングをずらすと費用の節約が可能です。

家具家電については、一式揃えると200,000~300,000円はかかります。最初から揃えるとかなりの出費になるため、優先度の高いものから少しずつ買い揃えていきましょう。

生活していく上で必要な固定費

・家賃
物件探しの際に家賃の目安金額とするのは、大体手取り収入の3分の1以下が望ましいとされています。それ以上になると固定で出ていくお金が多すぎて、他にかかるお金をかなり切り詰めなくてはなりません。
初期費用については、敷金・礼金なしの物件を探したり、入居後の一定期間料金がかからないフリーレント物件を選んだりすることで節約が可能です。
家賃が安い物件を選ぶと余裕のある生活ができますが、あまりに安い家賃は部屋の状態や設備、立地などがよくないことも。しっかりと内見をして、部屋の中や駅からの距離、周辺環境なども見た上で決めましょう。

・通信費
単身世帯の通信費の平均は1ヶ月約7,200円。インターネットや携帯電話の使用料が合わせて10,000円以上かかっているのであれば、料金プランやプロバイダを見直して大幅に通信費を安くできる可能性があります。
携帯料金については格安の会社も多くなっており、大手キャリアからの乗り換えで月数千円安くすることも可能。また、インターネットと携帯電話を同じ会社で契約するとお得な料金プランで利用できる場合があります。

・光熱費
光熱費や水道代の単身世帯の平均は1ヶ月約12,000円となっています。
光熱費を抑えるためには、契約している会社や料金プランの変更なども検討してみましょう。電力会社は賃貸であっても契約先を変更することが可能です。電力の小売り自由化によって各社が異なった料金プランを展開していますので、今より安い会社がないか確認してみましょう。また契約アンペア数を変更することでも費用を抑えられます。
ガスも自由化で選択可能になっていますが、賃貸の場合はガス会社を変更すると設備の変更が伴うことがあるため、基本的に契約先の変更は難しいでしょう。ガスには都市ガスとプロパンガスがあり、プロパンガスのほうが料金は高いといわれています。お部屋探しの際にガスの種類も意識して探すことで、固定費を節約可能です。

・食費
単身世帯の食費の平均は約38,000円。外食が増えればその分お金がかかってしまうので、節約したい場合はある程度自炊をしたほうがよいでしょう。また、食料を買う時にはまとめ買いをして時間があるときに作りおきをしておけば、時短や食費の節約につながります。

※参照:総務省「2021年度家計調査 | 男女・年齢階級別1世帯当たり1か月間の収入と支出

一人暮らしを始める時の買い物のポイント・注意点

・優先順位を決める
購入したいものをリスト化して、何から購入していくのか優先順位を決めましょう。
買い忘れが防げるだけでなく、予算を見ながら優先順位が高いものから買い揃えていくことで、気づいたら予算オーバーしていた…といった事態も防げます。

・部屋の広さを測る
家具や家電を購入する際には、部屋全体の広さを測ってメモした間取り図などを常に確認できるようにしておきましょう。家具ひとつごとに長さを測ると、別の家具を購入する際に「もう少し小さいのにしておけば…」と後悔してしまう可能性も。コンセントの数や位置もメモしておくのがおすすめです。

・値段の安さだけで決めない
引っ越しや家賃で出費が多いので、家具・家電は安く済まそうと考えがち。ですが安い家電を買ってすぐに故障してしまったり欲しい機能がなかったりすれば、修理や買い直しで余計なコストがかかる原因になりかねません。
長く使うものなどはある程度の質も重視して、自分にとってコスパのバランスが取れているアイテムを選びましょう。店舗で実物を見てみるのも大切です。

・新生活応援セットなども活用する
お得に家電一式を購入したいのであれば、家電量販店などの「新生活応援セット」を利用するのもおすすめ。冷蔵庫・洗濯機・電子レンジ・掃除機などをまとめて安く購入することができます。ただし、大きさが決まっているなど融通が利かないため、先にスペースを確認しておいたほうが安心です。

引っ越し後の新生活に向けた準備

家事に慣れる

一人暮らしでは、掃除・洗濯・料理などの家事をすべて自分でこなす必要があります。まずは無理なく続けられるルーティン作りから始めてみましょう。洗濯は週2回、掃除は毎週末など、決まったタイミングを設定すると習慣化しやすくなります。
料理は最初から凝ったものを作る必要はなく、簡単な炒め物やレンチン調理からスタート。買い置き食材や調味料をそろえておくと時短にもつながります。小さな経験を積み重ねることで、自然と一人暮らしのリズムが身につきます。

トラブル発生時の連絡先を確認する

新生活が始まったら、設備の不具合や生活トラブルに備えて、連絡先を事前にまとめておきましょう。管理会社や大家さんの電話番号はもちろん、電気・ガス・水道の緊急連絡先も控えておくと安心です。特に水漏れやガスの異常などは早急な対応が必要なので、すぐ電話できるようスマートフォンに登録しておくと良いでしょう。いざという時に慌てないための準備です。
また、インターネットの障害時に備えてプロバイダのサポート窓口も確認しておくとトラブル時に役立ちます。

周辺の病院を確認する

体調を崩した時にスムーズに受診できるよう、周辺の病院を事前に調べておきましょう。内科・耳鼻科・皮膚科・歯医者など、日常的に利用する病院の場所や診療時間、休診日をチェック。特に仕事や学校の予定に合わせ、夜間診療や土日対応の病院があるか確認することをおすすめします。急な体調不良に備えて、救急対応の総合病院までの距離やアクセスも把握しておきましょう。

まとめ

・一人暮らしの準備は「引っ越し前・当日・後」で段階的に進めるとスムーズ
・物件探しは通勤、リモート環境、セキュリティ、周辺施設などの条件整理が重要
・内見では部屋・共用部分・周辺環境をチェックし、管理状態や安全性を確認する
・契約時は必要書類を事前に準備し、審査から契約の流れを把握しておく
・家具・家電や日用品は優先順位をつけ、必要なものから購入すると無駄がない
・初期費用は家賃の5〜6ヶ月分が目安。引越し費や家具家電の出費も見込んで予算管理を
・引越し後はインフラの確認、住所変更、荷ほどきなど生活基盤を整えることが大切

テックとピア

監修者名

テクトピア編集部

資格一覧

宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士、賃貸住宅メンテナンス主任者、
少額短期保険募集人、土地活用プランナー

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