引越し費用の安い時期は?より安くするコツも紹介

引越し費用を安くしたい方に向けて、季節によって料金が変動する理由や安い時期・世帯人数別の料金相場・価格交渉のコツなどを解説しています。

目次

引越し費用が安い時期・高い時期

引越し費用が安くなる時期はある?

安い時期は8月・11月・12月

統計的に見ると、引越し費用が下がるのは8月・11月・12月です。
8月は猛暑や台風など引越し作業には不向きな天候リスクが高く、11月は秋の転勤シーズンが一段落。12月は年末に向けて仕事や行事が重なるため、いずれも引越し需要が落ち着く時期といえます。
こうした背景から8月・11月・12月は「新しく家を借りたい」と考える人が少なくなり、賃貸物件の空室が埋まりにくくなるため、空室リスクを避けたい大家や不動産会社との割引交渉がしやすい時期といえるでしょう。

5月〜1月は比較的安い時期

割引サービスを受けたいなら、繁忙期を避けた5月から1月にかけてのオフシーズンが狙い目です。なかでも引越し需要が減少する8月・11月・12月や正月明けで引越し希望者が少ない1月初旬、荷物が雨で濡れるのを避けたいと考える人が多い6月の梅雨時期も引越し費用が下がる可能性があります。

引越し費用が安い時期でも高くなるケースはある

5月のゴールデンウィークや8月のお盆・9月のシルバーウィーク・年末といった大型連休の時期はたとえオフシーズンであっても引越しの依頼が集中しやすく、費用が割高になることがあります。

2~4月はなぜ高い?繁忙期のメカニズム

2〜4月は卒業・進学・就職など新生活の始まりと重なる季節で、人の移動が活発になる時期です。引越しの依頼が集中するため業者側も「オンシーズン」として通常より高めの料金を設定しており、値引き交渉が難しくなります。

新生活シーズンはトラック争奪戦

もともと引越しの繁忙期には配送トラックが不足しがちでしたが、2024年4月からは「働き方改革関連法」によりトラックドライバーの年間時間外労働が960時間に制限され、ドライバーが残業できる時間が減少。その結果、トラックの稼働時間が限られる中で新生活シーズンに伴う需要は高まり、トラックの確保が一層難しくなっています。この時期の値引き交渉は難しいと考えておくほうがよいでしょう。

同じ荷物でここまで違う!繁忙期と通常期の価格シミュレーション

引越し費用が最も高い3月と安い11月を比較すると、同じ荷物量・距離でも2~5万円以上のひらきがあります。

 単  身3人家族
引越しの距離15km未満50km未満15km未満50km未満
3月50,620円62,520円121,160円141,420円
11月33,440円36,062円74,640円107,350円

※参照元:単身引っ越しナビ「引越し費用相場が安い時期と高い時期は?引越しを安く行う時期や方法をご紹介!」https://www.moving.able.co.jp/content/season-topics/

例えば、「単身」で「15km未満」の引越し費用は3月だとは50,620円ですが、11月には33,440円となり、17,000円以上の差が出ています。移動距離が短くても繁忙期の需要増によって価格が跳ね上がるケースのひとつです。
さらに、家族の引越しではその差が一層顕著になります。「3人家族」で「50km未満」の場合、3月の費用は141,420円であるのに対し11月は107,350円と、約34,000円の減額です。荷物量が多いほど作業員数やトラックの台数も増えるため、繁忙期の影響がさらに大きくなります。

月内でも差が出る!日取りで数万円変わる引越し費用

月初・上旬

引越し費用を抑えるチャンスは、前月末の混雑が落ち着いた「上旬」です。この時期は比較的予約に空きがあり、割安なフリー便や午後便などのプランも選びやすくなります。
なお、「中旬」は週末に近い日から予約が埋まりやすくなり、最も混雑するのは賃貸物件の入退去日が重なる「下旬」です。家賃の二重払いを防ぐために、できるだけ日数が重複しないよう工夫している影響が考えられます。

平日と休日の違いは需要と割増料金

休日の引越し費用が高くなる主な理由は、平日よりも需要が集中しやすく業者側が人員や車両の確保にコストを要するためです。
多くの運送業者では土日祝日や繁忙期には「休日割増」や「繁忙期割増」などの追加料金を設定し、休日や特定の時間帯にはスタッフへの割増賃金に充当しています。一方、需要が少なくスケジュール調整がしやすい平日の日中は料金が割安になる傾向があるため、費用を抑えたい場合は平日の日中を選ぶのが賢明です。

六曜と時間帯でさらに節約、仏滅午後便が狙い目

引越し費用を抑えるには、六曜をあまり気にせず「仏滅」や「赤口」など一般的に縁起がよくないとされる日を選ぶとよいでしょう。
六曜(ろくよう・りくよう)とは、「先勝」「友引」「先負」「仏滅」「大安」「赤口」の6つの日を指し、日にちごとの吉凶(縁起の良し悪し)を判断するための伝統的な暦のこと。吉日とされる「大安」や「友引」に引越し日を指定する荷主はまだ多く、需要を高める要因のひとつとなっています。
特に人気のない「仏滅」の午後と時間帯を引越し業者に決めてもらう「フリー便」を組み合わせれば、引越し費用を安くできるでしょう。

引越し費用をさらに節約するテクニック

引越しプランの金額は基本料金(車両の使用料やドライバーの報酬)・実費(梱包資材や配送スタッフの人件費など)・付帯サービス(エアコンの取り付けや梱包サービスなど)によって構成されています。これらの費用をできるだけ抑えることで、引越し全体のコスト削減が期待できるでしょう。

引越し費用は相見積もりで交渉

引越しの見積もりは業者によって大きく異なるため、正確な相場を見極めるには少なくとも3社以上から見積もりを取る必要があります。
訪問見積もりの際には「他社も検討中であること」や「他社の見積もり金額」を伝えると、値引きに応じてもらえる可能性が高くなります。
ただし、ビジネスマナーや取引上のトラブル防止の観点から注意が必要です。他社の見積書をそのまま見せることで業者の情報が流出するほか、価格調整(横並びや談合的な動き)が生じる恐れがあります。
そのほか、大まかな金額しかわかりませんが、オンラインの一括見積もりサービスも参考になるでしょう。

早割で引越し費用を抑える

「早割サービス」を提供している業者を選び、引越しの1〜2か月前に予約しておくのも有効な方法です。万が一キャンセルする場合に備えて、キャンセル料の有無や条件を確認しておくことも忘れないようにしましょう。

早めの荷物整理で無駄な引越し費用を削減

荷物が少ないほど引越し費用は安くなります。日程が決まり次第、できるだけ早めに不要品の整理・処分を始めましょう。荷物量が減れば必要なトラックの大きさや作業スタッフの人数を抑えられ、安価なプランを選べます。
また、自治体によってゴミ処理料金の基準は異なります。引っ越す前の自治体ではタダなのに引越し先では有料…というケースもあるので、調べる時間も含めて早めに動くのが得策です。

適切なプラン活用で費用を抑える

「単身者パック」や「ファミリーパック」といったお得なプランを用意している引越し業者を利用するのも、費用を抑えるには有効な方法です。
「単身者パック」とは、決まったサイズの専用コンテナを利用して荷物を運ぶプランです。引越し専用のトラックを1件で使うのではなく複数の単身者の荷物をまとめて輸送するため効率がよく、料金も比較的安価に設定されています。荷物量が少ない方にはぴったりのプランでしょう。
「ファミリーパック」では大型家具や家電の搬入・設置を引越し業者が担当し、荷造りと荷ほどきは依頼者自身で行うスタイルを採用しているのが一般的です。作業の一部を自分たちで担うことで作業時間やスタッフ人件費が抑えられ、全体の費用を節約できます。

梱包は自分で対応して費用を抑える

引越し費用を抑えるためには、梱包作業を自分で行うのも効果的です。安価な段ボールや緩衝材を自分で調達すれば、引越し業者が提供する梱包サービス料を節約できます。
壊れやすい割れ物や精密機器・大型家具などは、部分的に業者のサービスを併用すると安心できるでしょう。

不用品は売って資金化

不要になった家具や家電、日用品などは、売却して引越し資金に充てるのがおすすめです。処分するだけでは費用がかかるケースもありますが、上手に売却すれば引越し費用の一部をまかなえます。
ブランド品や貴金属などは高額買い取りが期待できる専門店へ、日用品や雑貨類はリサイクルショップやフリマアプリへ出すとよいでしょう。また、大型家具については引越し業者が提供している買い取りサービスを活用できる場合もあります。
売る品目に応じて買い取り先を使い分けることが、効率よく資金化するポイントです。

時期にかかわらず引越し費用を安くする方法

引越し費用を安くできるかはタイミング次第といえるでしょう。しかし、進学や就職・転勤などの事情でどうしても料金が高くなる繁忙期に引っ越さなければならないケースもあります。そんな場合に検討したいのが、物件選びから始めるコストカット計画です。

初期費用を抑えて引越し費用を安くする

引越し時にかかる「初期費用」には引越し業者への支払いだけでなく、新居の家賃や敷金・礼金・仲介手数料なども含まれます。これらの諸費用をカットできれば、引越し全体のコストを大幅に減らせるでしょう。
例えば、次のような部屋を選べば、引越し費用に充当できる額が増えます。

・敷金または礼金無料物件:家賃の1~2か月相当額を削減
・フリーレント物件:一定期間家賃を削減

このほかに、仲介手数料や更新料などを免除してもらう・無料Wi-Fiでネット費用を節約するといった方法で引越し費用を回収する方法もあります。

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これらのサービスを上手に活用して引越し費用に充当すれば、時期にかかわらず安価な引越しが可能になるでしょう。
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テックとピア

監修者名

テクトピア編集部

資格一覧

宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士、賃貸住宅メンテナンス主任者、
少額短期保険募集人、土地活用プランナー

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