同棲を始めるのはとてもワクワクするものですが、避けて通れないのが「お金」の問題です。賃貸契約費用、引っ越し代、家具家電の購入など思っている以上に多くのお金が必要で、しっかり準備しておかないと予算を大きく超えてしまうことも。
この記事では、同棲する際の初期費用の相場や内訳、分担方法などを解説します。また、仲良く同棲生活を続けるためのお金の管理方法や節約のポイントも併せて紹介。
これから同棲を始めるお二人が素敵な新生活を迎えられるよう、必要な情報をまとめました。

- 同棲に必要な初期費用は平均100万円
- 1.同棲に必要な初期費用の内訳
- 2.同棲に必要な初期費用の分担の仕方
- 3.同棲生活の生活費を節約する方法
- 4.同棲生活を成功させるためのポイント
- 5.同棲生活のお金を上手に管理する方法
- よくある質問
- まとめ
同棲に必要な初期費用は平均100万円
同棲に必要な初期費用は、平均100万円程度、または家賃の7~8ヶ月分相当と言われています。内訳は、敷金・礼金などの契約関連費用や引っ越し代、家具・家電の購入費まで含めた合計額です。
ただし、この金額はあくまで目安。住む場所、物件のグレード、どこまで新しく買い揃えるかによって総額は大きく変わりますが、最低でも60万円程度は見込んでおきたいところです。
そのため、二人の生活スタイルや価値観をすり合わせながら、自分たちに必要な初期費用を具体的に見積もることが大切です。
同棲に必要な初期費用の内訳を紹介
同棲の初期費用100万円の内訳は、大きく分けて「賃貸契約の初期費用」「引っ越し費用」「家具・家電の購入費用」「当面の生活費」の4つに分類されます。それぞれ詳しく見ていきましょう。
賃貸契約の初期費用
賃貸物件を借りる際にかかる費用で、初期費用の中で最も大きなウェイトを占めます。家賃10万円の物件を借りる場合の初期費用は、以下の内訳イメージになります。
| 項目 | 説明 | 相場 | 家賃10万円の場合 |
| 敷金 | 退去時の修繕費用や担保として | 家賃1ヶ月分 | 10万円 |
| 礼金 | 大家さんへのお礼 | 家賃1ヶ月分 | 10万円 |
| 前家賃 | 入居する翌月分の家賃を前払い | 家賃1ヶ月分 | 10万円 |
| 日割り家賃 | 月の途中から入居する場合 | 数万円程度 | 入居日による |
| 保証会社利用料 | 家賃保証会社を利用する場合 | 家賃0.5〜1ヶ月分 | 5〜10万円 |
| 鍵交換費用 | 鍵の交換にかかる費用 | 1.5万〜3万円 | 1.5万〜3万円 |
| 仲介手数料 | 不動産会社へ支払う物件紹介料 | 家賃0.5〜1ヶ月分 | 5〜10万円 |
| 火災保険料 | 借家人賠償責任保険などの保険料 | 1〜2万円 | 1〜2万円 |
まず大きな支出となるのが敷金と礼金で、家賃1ヶ月分が相場。敷金は退去時の原状回復費用に充てられる預け金で、未使用分は返金されます。一方、礼金は貸主への謝礼として支払うため返金はありません。近年はこれらが不要な物件も増えていますが、人気のエリアではまだ多く見られます。
続いて、前家賃や日割りの家賃も初期費用として発生します。前家賃は入居月の翌月分を前払いするもので、家賃10万円の物件なら全額である10万円を支払います。日割り家賃は入居する日によって変動し、例えば15日入居であればおよそ半月分の5万円が目安として考えましょう。
家賃保証会社を利用する場合は、保証料もかかります。相場は家賃の0.5〜1ヶ月分で、家賃10万円のケースでは5〜10万円が一般的です。
鍵交換費用は1〜2万円ほどで、セキュリティ面のため多くの物件で行われています。仲介手数料は不動産会社に支払う費用で、家賃の0.5〜1ヶ月分に消費税を加えた金額が請求されます。火災保険への加入は賃貸契約の必須条件であることが多く、2万円前後を見込んでおきましょう。
これらの費用を合計すると、家賃10万円の物件で賃貸契約にかかる費用はおおよそ48.5〜60万円。同棲を始める際は引越し代や家具・家電の購入費用も重なるため、初期費用の総額が想像以上に膨らむことを忘れないようにしましょう。
なお、物件の中には敷金礼金が不要な「ゼロゼロ物件」も存在し、初期費用を抑えることができます。ただし、退去時の費用負担や契約条件に注意が必要。詳しくは以下のリンクで解説していますので、チェックしてみてください。
★関連リンク:敷金礼金なし物件のメリット・デメリット 退去費用について
引っ越し費用
引っ越し費用は、荷物の量や移動距離、時期によって大きく変動します。一概には言えませんが、例として1人あたり6万円の見積もりであれば、単純計算で考えると2人分なら12万円ほどかかるかもしれません。
最も金額を左右するのは、引っ越す時期です。新生活が始まる3月や4月は繁忙期にあたり、料金が通常期の1.5倍から2倍ほど高くなる想定でいましょう。
また、意外と見落としがちなのが梱包資材です。基本料金に段ボール代が含まれている業者も多いですが、無料でもらえる枚数には上限があることも。不足分を自分で買い足すと追加出費になるため、見積もりの段階で無料サービスの範囲を確認しておくと良いでしょう。
家具や家電の購入費用
同棲を始める際には、生活に必要な家具・家電をそろえる費用も大きな支出になります。購入するブランドや性能によって金額は大きく変わりますが、新しく最低限のアイテムを揃えるとしたら、約30万円前後はかかる目安です。以下に主な家具・家電の項目と相場を表でまとめます。
| 項目 | 目安 |
| ベッド(ダブル) | 2〜5万円 |
| 洗濯機 | 4~8万円 |
| 冷蔵庫 | 8〜10万円 |
| 電子レンジ | 1〜2万円 |
| テーブル・イス | 2〜5万円 |
| ソファー | 1〜5万円 |
| テレビ | 2~8万円 |
| カーテン | 5,000円〜1万円 |
もちろん上記の金額はあくまでも目安で、選ぶ製品のグレードや新品・中古によって大幅に変動します。特に冷蔵庫や洗濯機などの大型家電は価格帯が広く、長く使うことを想定してやや高品質なものを選ぶ人も多いです。
一方、電子レンジやカーテンなどは比較的安価でそろえやすく、必要最低限の機能を選べば費用を抑えることができます。
支出を抑えたい場合は、リサイクルショップやフリマアプリを活用するのも一つの選択肢。状態の良い中古品であれば新品の半額以下で購入できることもあり、特にテーブル・イス・テレビ台などは多く出回っています。タイミングが合うようだったら、友人や家族から不用品を譲ってもらうのも良いでしょう。
家賃以外の固定費(生活費用)
同棲生活では、家賃以外にも毎月必ず発生する「固定費(生活費)」を把握しておくことが重要。二人暮らしの生活費目安を以下の表にまとめました。
| 項目 | 目安 |
| 光熱費(電気・ガス・水道) | 2万円 |
| 食費 | 5~8万円 |
| 被服費 | 1万円 |
| 交通費・通信費 | 4万円 |
| 医療費 | 1.5万円 |
| 娯楽費 | 1~3万円 |
| その他(交際費など) | 1~6万円 |
食費は自炊の頻度を増やすことで削減でき、まとめ買い・作り置き・ネットスーパーなども活用しましょう。
娯楽や交際費などは生活スタイルによって大きく変動。これらの費用を抑えるポイントとしては、まず「固定費の見直し」から。サブスクリプションサービスの整理を行うだけでも、月数千〜1万円以上節約できる可能性があります。「月いくらまで」と限度額をあらかじめ決めておくと、支出のコントロールがしやすくなります。
同棲は二人分の支出が積み重なるため、収入と生活費のバランスを考えながら無理のない生活設計を立てましょう。
同棲に必要な初期費用の分担の仕方
同棲を始める際には、まとまった初期費用が必要になります。金額が大きいため、どのように分担するかを事前に話し合っておくことは、お互いが不満を抱えないためにも重要。分担の仕方としては、シンプルに割り勘にする、収入差に合わせて比率を変える、あるいは一方が全額負担するという3つのパターンがあります。
初期費用を全額折半
最もシンプルなのは「全額折半」です。二人の収入差が小さい場合や、複雑な計算を避けたい場合に向いています。全体の金額を半分ずつ負担するだけなので不公平感が生まれにくく、後腐れがありません。
どちらかが一度すべて支払い、初期費用の総額が確定したタイミングで半額を精算する方法がわかりやすいでしょう。クレジットカードで支払うと履歴が残るため金額を確認しやすく、精算がスムーズです。
または、同棲に向けて共同口座を作り、それぞれが必要な額を事前に振り込んでおき、その口座から初期費用を支払う方法もあります。費用の管理が明確になるため、支払い忘れが発生しにくくなる点がメリットです。
収入に応じて初期費用を分担
二人の収入に差がある場合は、「収入に応じて割合を変える分担方法」もあります。収入が多い方が賃貸関連の大きな金額(敷金礼金・保証料・仲介手数料など)を多めに負担し、収入が少ない方が家具・雑貨・日用品など比較的小さな負担を担当する、といった形が一般的。
このケースでは、金額の大小ではなく「二人が納得できるバランス」を決めることが大切。無理に完全折半にこだわると、収入が少ない方の生活が苦しくなり、同棲生活そのものが経済的なプレッシャーになってしまう懸念があるからです。
「お互いが新生活のために貢献している」という意識を持ち、どちらか一方が不満を溜め込まないよう、二人が納得できるバランスを見つけるための話し合いを大切にしましょう。
一方が全額負担
二人の経済力に差がある場合や、どちらかが無収入に近い状況であれば、初期費用を「一方が全額負担」するケースもあります。金銭的に余裕がある側が主導して進められるためスムーズで、収入が少ない側は無理なく同棲を始められます。
一方で、注意すべきなのは心理的な負担や関係性のバランスです。
費用を出した側が「自分が払ったのだから」という態度を見せたり、逆に出してもらった側が「迷惑をかけてしまっている」と負い目を感じてしまったりと、心理的な影響が生まれやすいのです。
せっかく二人で新生活をスタートするのですから、お金の負担が原因で関係がこじれてしまうのは避けたいところ。そのため、全額負担を選ぶ場合でも、今後の生活費や家事の分担バランス、感謝の気持ちを伝えるなど、お互いに気持ちよく過ごせるルールづくりを心がけましょう。
同棲に必要な生活費用を節約する方法
同棲には家賃や引っ越し代、家具家電の購入など、多くの費用がかかるもの。しかし、工夫次第で初期費用や生活費を節約できます。引っ越し方法や物件選び、家具家電の見直しなど、知っておきたい工夫について紹介します。
- 今の家に二人で住む
- 繫忙期を避けて引っ越しする
- 引っ越し業者を使わない
- 敷金・礼金なしのゼロゼロ物件を選ぶ
- 家具・家電は最低限にする
- 初期費用をシミュレーションする
- 家賃の交渉をする
- 要らないものを売る
今の家に二人で住む
最も初期費用を抑えられるのが、どちらかが現在住んでいる部屋にパートナーが引っ越してくるという方法です。新たに賃貸契約を結ぶ必要がないため、敷金・礼金、仲介手数料といった高額な契約費用がかかりません。必要なのは荷物の移動にかかる費用だけで済みます。
ただし、単身者向けの物件は契約内容で「二人入居不可」となっているケースが大半。大家さんや管理会社に無断で同棲を始めると、契約違反として退去を命じられるリスクがあるため要注意です。必ず事前に管理会社へ連絡し、二人暮らしが可能かどうか、または家賃の増額などの条件変更で許可が下りるかを確認することが大前提です。
繫忙期を避けて引っ越しする
先述したとおり、引っ越し費用は時期によって大きく変動します。特に3月から4月にかけては、進学や就職シーズンのため引っ越し業者は繁忙期。通常の1.5倍から2倍以上の料金になることも珍しくありません。
そのため、費用を抑えたい場合は、5〜8月や11〜12月などの閑散期に引っ越しを行うのがおすすめです。また、平日や午後便・時間指定なし便を選ぶことでさらに費用を安くできることも。引っ越しの日程に自由度がある場合は、複数の業者から見積もりを取り、比較しながら安い条件を選ぶと節約につながります。
引っ越し業者を使わない
荷物が少ない場合や近距離の引っ越しであれば、業者を使わずに自分たちで引っ越し作業をするという方法もあります。レンタカーの軽トラックやカーシェアを利用すれば、1日数千円〜数万円程度で済む可能性があり、業者を利用した場合と比べると節約になります。
ただし、大型家電や重たい家具を運ぶ際はケガのリスクがあるため、無理をせず友人に手伝ってもらう・プロの単身パックのみ依頼するなど、安全性を確保しながら行うことが重要。また、エレベーターの有無や搬入経路なども確認し、自力での作業がそもそも可能かどうかは慎重に判断しましょう。
敷金・礼金なしのゼロゼロ物件を選ぶ
初期費用の大きな負担となる敷金と礼金が不要の「ゼロゼロ物件」を選ぶことで、初期費用を10〜20万円以上節約できるケースもあります。特に礼金は返金されない費用のため、これをカットできるだけでも大きなメリット。
ただし、ゼロゼロ物件には「退去費用が割高になる」「クリーニング費用が契約時に請求される」「家賃が相場より高い場合がある」といった注意点がある場合も。契約する際は目先の安さだけでなく、トータルコストや契約条件を慎重に確認しましょう。
家具・家電は最低限にする
新生活を始めるとなると、すべての家具や家電を新品で揃えたくなるものですが、一度にすべて購入すると数十万円の出費になってしまいます。初期費用を抑えるためには、まずはお互いが一人暮らしで使っていたものを持ち寄り、使えるものはそのまま活用するのが賢い方法。
デザインが揃わなかったり、サイズが少し小さかったりしても、生活自体は始められます。実際に二人で暮らしてみて、「やっぱり冷蔵庫が小さい」「洗濯機の容量が足りない」といった不便さを感じてから、必要なものだけを買い替えても遅くはありません。急いでそろえようとせず、段階的に購入することで金銭的な負担を減らしましょう。
初期費用をシミュレーションする
漠然と「お金がかかる」と不安になる前に、具体的にいくら必要なのかを計算してみることも大切です。家賃、敷金・礼金、仲介手数料、火災保険料、引っ越し代、家具家電代などをリストアップし、総額をシミュレーションしてみましょう。
不動産サイトのシミュレーターを使ったり、スプレッドシートで表を作ったりして可視化することで、「目標金額まであといくら足りないか」「どの項目なら削れそうか」が冷静に判断できるようになります。予算オーバーであることが事前にわかれば、家賃のランクを下げたり、購入予定の家具を我慢したりといった対策も立てられ、資金不足で慌てる事態を防げます。
家賃の交渉をする
大家さん(不動産会社)次第ですが、家賃を交渉できる場合もあります。交渉材料の例としては、長期間入居予定であることを伝える、閑散期に契約する、他の部屋の空室状況を調べるなど。
大家さんへ直接交渉するのではなく、不動産会社を通じて行いましょう。うまくいけば年間数万円の節約が期待できるので、試す価値はあるでしょう。
ただし、人気の間取りやエリアではそもそもの需要が高いため、交渉の難易度は高い点に注意です。
要らないものを売る
新居に持って行かない服、本、使わなくなる家具や家電などは、ただ捨てるのではなくフリマアプリやリサイクルショップで売却しましょう。不用品を現金化することで初期費用の足しにできるだけでなく、荷物が減るため引っ越し費用そのものも抑えられるという一石二鳥のメリットがあります。
また、二人の生活に不要なものを処分しておくことで、転居先での収納スペースが圧迫されず、より快適に暮らせるでしょう。「売れるかどうか迷うもの」は一度査定してもらうと判断しやすくなります。断捨離を兼ねて賢く節約につなげましょう。
同棲生活で成功するためのポイント
同棲生活を仲良く続けるためには、家事や生活リズム、金銭面など、多くの部分で歩み寄りが必要です。覚えておきたい4つのポイントを紹介します。
- 生活のルールをつくる
- お金の話はしっかり話し合う
- 初期費用のために貯金しておく
- 同棲の目的を確認しておく
生活のルールをつくる
育ってきた環境が違う二人が一緒に暮らすのですから、生活習慣が違うのは当たり前のことです。だからこそ、最低限の「生活のルール」を決めておくことが、無用なストレスを防ぐコツ。ゴミ出しや皿洗いといった家事の分担、「帰りが遅くなる時は必ず連絡する」「休日はお互いの時間を尊重する」といった約束事です。ルールが曖昧なまま同棲を始めると、「自分ばかりが負担している」とどちらか一方が不満を抱えやすく、口論につながる原因になります。
ただし、細かすぎるルールは逆に窮屈さを感じさせることも。大枠を決めつつも、相手の状況に合わせて柔軟に助け合えるような、ゆるやかなルールづくりを心がけたいところです。また、一度ルールを決めたら終わりではなく、実際に生活する中で見直していく柔軟さも大切です。
お金の話はしっかり話し合う
お金の問題は、二人の関係に亀裂を入れる原因になりかねません。同棲を始める前に家賃や光熱費、食費の負担割合についてしっかり話し合うことをおすすめします。お互いの収入や奨学金の返済、貯金額などを正直に伝え合い、現状に見合った無理のない負担額のラインを相談しましょう。
どちらか一方に経済的な負担が偏ると、最初は良くても徐々に不満が蓄積され、関係悪化の原因になってしまう可能性も。お金の話はタブー視されがちですが、同棲生活では避けて通れない要素。「二人の将来のためのポジティブな相談」として捉えて、オープンに話し合いましょう。
初期費用のために貯金しておく
先述した通り、同棲を始めるには賃貸契約や引っ越し、家具家電の購入などで100万円近い初期費用がかかる目安。いざ物件を決めようとした時に資金不足で諦めたり、借金をしたりする事態は避けたいものです。
そのためには、同棲を決めた段階から二人で目標金額を設定し、計画的に貯金を始めることをおすすめします。毎月決まった額を積み立てる、ボーナスの一部を充てるなど、負担になりにくい方法を選ぶと良いでしょう。二人で共通の貯金目標を設定することで、協力して準備を進める意識も高まります。準備が整っていると物件選びの自由度も上がり、同棲生活をスムーズにスタートできます。
同棲の目的を確認しておく
同棲を始める前に、「何のために同棲するのか」を確認しておきましょう。どちらか一方が「結婚前提」と考えているのに、もう一方は「とりあえず一緒に住むだけ」と思っている場合、将来の期待値や関係性にギャップが生まれてしまうため、後々のすれ違いにつながってしまうことも。期限を設けるかどうかも含め、お互いのスタンスを明確にしておきましょう。
また、結婚を前提に同棲するのであれば、同棲前にそれぞれの親へ挨拶をしておくと好印象です。特に賃貸物件を契約する際、親に連帯保証人をお願いするケースも多いため、内緒で進めることは現実的にも難しいもの。
可能であれば実家へ出向いて直接挨拶をするのがベストですが、遠方の場合はビデオ通話などでも構いません。二人の真剣な気持ちを伝え、親御さんに安心してもらうことで、新生活を心から応援してもらえる環境を整えましょう。
同棲生活でお金をうまく管理する方法
同棲生活を円満に続けるためには、家事や生活リズムだけでなく、金銭面の管理も大切です。上手な管理方法について紹介します。
お金の管理方法を明確に決める
同棲を始めるうえで避けたいのは、お金の管理が曖昧なまま生活をスタートしてしまうことです。初期費用から毎月の生活費まで、誰がどの費用を負担するのか明確に決めておかないと、後になって「自分ばかり払っている気がする」「どちらの負担が重いのか分からない」といった不満が生まれやすくなります。そのため、まずは二人で話し合い、お金の管理ルールを明確に決めておきましょう。
管理のスタイルとしては、主に3つのパターンがあります。
1つ目は、二人の収入を合算してどちらか一方が家計全体を管理する「一括管理型」。お小遣い制になることが多いですが、貯金が貯まりやすいのが特徴です。
2つ目は、生活費を完全に半分ずつ出し合う「完全折半型」。共通の財布や口座を作り、そこに入金する方法で、公平性を大切にしたい場合に向いています。
3つ目は、「家賃は自分、食費と光熱費は相手」といったように担当を決める「項目別負担型」。細かい計算が不要で楽ですが、負担額に差が出ないよう調整が必要です。
どのスタイルでも重要なのは、一度決めたルールに縛られすぎないこと。転職や昇給、体調不良による休職など、長く一緒にいれば状況は変化するものです。半年や1年に一度など定期的に見直す機会を設け、その時の二人に合う形へ柔軟にアップデートしていきましょう。
収入と支出の「見える化」
金銭面の管理においては、お互いの収入や支出を「見える化」することがとても重要です。収支が不透明なまま生活を続けると、「本当に折半できているのか」「どちらが多く負担しているのかわからない」というモヤモヤが生まれやすくなり、関係に悪影響を及ぼすことも。信頼関係を築くうえでも、収入と支出の可視化は大切です。
「見える化」するには、家計簿アプリや共有メモを使った管理が便利です。毎月の固定費、日々の食費・日用品など、どの項目にいくら使ったか記録していくことで、無駄な出費に気づきやすくなり、節約にもつながります。特に同棲初期は支出が増えやすいため、「家具家電の購入はどちらがいくら払ったか」「引っ越し費用の負担割合はどうなっているか」など、大きな支払いほど明確にしておきたいところ。
また、定期的に家計管理について話し合い、お互いの支出状況や不安点を共有する習慣をつけると、さらに透明性が高まり、金銭感覚のすり合わせがしやすくなります。「見える化」は手間に思えるかもしれませんが、長く安定した同棲生活には欠かせない作業です。
よくある質問
同棲の初期費用は平均いくら?
一般的に、同棲を始めるための初期費用は平均して100万円程度、あるいは家賃の7ヶ月から8ヶ月分相当が目安と言われています。この金額には、賃貸物件を契約するための敷金や礼金、新居への引っ越し代、そして二人の生活に必要な家具や家電の購入費用が含まれています。
ただし、この100万円という数字はあくまで一つの基準に過ぎません。選ぶエリアや物件のグレード、家具をどこまで新品で買い揃えるかによって、実際の総額は大きく変動します。そのため、平均額にとらわれすぎず、二人の生活スタイルや譲れない条件を話し合いながら、自分たちだけに必要な費用の内訳を具体的に見積もることが大切です。
同棲開始後のかかる生活費の目安とは?
家賃を含めた場合、同棲生活の1ヶ月の総支出の目安は「35万円」程度になります。これは、食費や光熱費などの生活費に、仮に家賃を10万円として加算した金額。毎月の支出の中で最も大きな割合を占めるのが家賃ですので、ここを無理のない金額に設定できるかが生活のゆとりを左右します。
食費や交際費は生活スタイルによって上下しやすく、節約の余地も大きい項目です。一方で、通信費やサブスクリプションサービスなどの固定費は見直しによって削減が可能な項目。まずは二人の収入を合算し、家賃と生活費のバランスをシミュレーションしてみることが大切です。
まとめ
同棲には賃貸契約、引っ越し、家具家電の購入など多くの初期費用がかかり、約100万円が目安です。しかし、物件選びや引っ越しのタイミング、家具の購入方法を工夫することで節約することも可能。
初期費用を分担する際は、「全額折半」「収入に応じた分担」「一方が全額負担」の3つの方法があり、二人の収入差や価値観に合わせて話し合って決めることが、後の不満を残さないために大切です。
同棲は、生活習慣や金銭感覚のすり合わせが必要な共同生活。これまで以上に真剣に話し合うことが増えるかもしれませんが、その分信頼関係を深めるきっかけにもなります。まずは二人の理想の暮らし方と予算を照らし合わせ、無理のないシミュレーションをすることから始めてみましょう。

監修者名
テクトピア編集部
資格一覧
宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士、賃貸住宅メンテナンス主任者、
少額短期保険募集人、土地活用プランナー



























