
デザイナーズマンションとは?特徴と向き不向きを知ろう
デザイナーズマンションの定義
「デザイナーズマンション」には法律上の明確な定義はありません。「おしゃれで個性的なマンション」というニュアンスで使われる言葉で、具体的には「建築士が設計した物件」や「敷地の個性を生かして設計された物件」などを指しています。
ハイグレードマンションやタワーマンションは、グレードの高い住宅設備や豪華な共用施設を特徴としている一方で、デザイナーズマンションはユニークな外観や個性的な内装にあるといえるでしょう。古いマンションに現代のセンスを加えてリノベーションした建物も同様に「デザイナーズマンション」と呼ばれ、賃貸市場に出回っています。
デザイナーズマンションに住むメリット
独自のデザイン性
デザイナーズマンションの特徴の一つが、立地や土地の形状に合わせた個性的な外観や内装です。コンクリート打ち放しの外装や曲線を用いたデザイン、カラフルな外壁など、好みに合った外観の物件は帰宅するのが楽しくなります。
また、日差しをふんだんに取り入れる大きなガラス窓やスキップフロア、吹き抜けの空間など、建築家の創意工夫が詰まったデザインの内装は、建築やインテリアにこだわる人を満足させてくれるでしょう。
高品質な設備
建築家が設計したデザイナーズマンションの中には、デザイン性だけでなく快適な生活を支えるための設備も充実している物件も。追い焚き・保温機能付きの浴槽や浄水器付きのキッチン、自動掃除機能が付いたトイレなどの設備は、日々の暮らしを快適にしてくれます。
ライフスタイルの向上
価値観やライフスタイルが似ている住民が多く、近所付き合いがストレスになりにくいのもデザイナーズマンションを選ぶメリットです。
「ある程度の家賃を払ってでも穏やかに自分らしい暮らしをしたい」と考えている住民が多いため、騒音を立てたり廊下や階段などの共用部分を汚したりするなどのマナー違反をする人は少ない傾向にあります。そのため住民トラブルが起きる可能性も低いといえるでしょう。
セキュリティの充実
デザイナーズマンションの中には、防犯やプライバシーに配慮した設計になっている物件も多くあります。
24時間体制で管理会社によるセキュリティ体制が敷かれている物件のほか、オートロックや監視カメラ、TVインターホン、エントランスのセキュリティゲートや宅配ボックスなど住民を犯罪から守るための設備が充実した物件も。そうした物件を選べば安心した暮らしが期待できます。
デザイナーズマンションに住むデメリット
コストの高さ
デザイナーズマンションは家賃や管理費、光熱費などの維持費が一般的なマンションと比べると高額になりがちです。
建築費が高ければ設定される家賃も高くなり、24時間体制の管理会社が入っていれば管理費も高額になります。エアコンが効きにくい吹き抜けの天井や大きな窓、デザイン性を高めるために設置された照明の数が多ければ光熱費も上がり、経済的な負担が大きくなる可能性があります。
間取りの制約
デザイナーズマンションは独創的なデザインが魅力ですが、実用性に欠ける場合があります。
デザイン性を重視した結果、「間取りが変形していて収納家具が置けない」「生活動線が悪い」「バスルームが全面ガラス張りなので人を招きにくい」など、日常生活に支障をきたすような造りになることも。デザイン性はもちろん重要ですが、快適な暮らしに欠かせない実用性も考慮して検討するとよいでしょう。
メンテナンスの手間
外国製・特注品をはじめとする住宅設備が採用されているデザイナーズマンションの場合、一般的なマンションよりメンテナンス費用がかかる場合があります。
例えばコンクリート打ちっぱなしの壁やガラスを多用したデザインは清掃や修理が難しく、専門業者に依頼する必要があるのでコストアップは避けられません。
物件の選択肢が少ない
デザイナーズマンションは建築士に依頼してオーダーメイドで建てられるため、建設会社やハウスメーカーが建てる一般的なマンションよりも物件の選択肢が限られており、条件に見合った部屋を探すのに時間がかかる可能性があります。
デザイナーズマンションはこんな人におすすめ
クリエイティブな職業に従事している人
モダンなデザイナーズマンションは、建築家やデザイナーの創意工夫が詰まった住空間。日頃からアイデアの発想が求められる、クリエイティブな職業に就いている人に向いているでしょう。事務所兼用にすれば、来訪者にクリエイターとして好印象を与えられます。
おしゃれで洗練された生活空間を求める人
個性的な外観のデザイナーズマンションは、「多少家賃はかかっても洗練された空間で過ごしたい」と考える人にとって魅力的な選択肢となります。都市部に位置している物件が多いため、おしゃれなシティライフを満喫できるでしょう。
住まいにステータスを求める人
高級な壁材や床材を使い、グレードの高い住宅設備を備えたデザイナーズマンションは、ステータスを重視する人にとって満足度の高い物件。一般的な住居では物足りないと感じる人や、ユニークな空間で過ごしたいという人にもおすすめです。
部屋によって間取りが違う物件を選べば、自分だけの個性的な住空間を持つことができるでしょう。
単身者や夫婦
デザイナーズマンションにはユニークな間取りが多く、インテリアにこだわる単身者や夫婦二人暮らしに向いています。
子育て中のファミリーは、子どもの成長に合わせて収納家具を追加できるシンプルな間取りでおしゃれな外観の部屋を選ぶとよいでしょう。
セキュリティを重視する人
デザイナーズマンションは、オートロックや二重鍵、防犯カメラなどの安全に暮らせる住宅設備が充実しており、セキュリティが気になる人に向いています。
さらに強固なセキュリティを求めるなら、24時間対応の警備会社と契約している物件を検討するとよいでしょう。
デザイナーズマンションが向いていないのはこんな人
家賃をなるべく抑えたい人
独自性の高いデザインや高級感あるデザインマンションは、一般的なマンションに比べて家賃が高めに設定されている傾向があります。家賃をなるべく抑えたい人にとっては、コスト面で不利に感じられるでしょう。
間取りをカスタマイズしたい人
デザイナーズマンションの個性的な間取りは魅力の一つですが、間取りを自分でカスタマイズしたい人にとっては不便に感じることも。また、シンプルで無駄のない生活を送りたいという人にとっては、個性的な間取りが生活の妨げになるかもしれません。
収納スペースを多く必要とする人
デザイナーズマンションは一人暮らしやカップル向けに設計されていることが多く、ファミリー向けの物件は数少ないもの。特に子どもがいると通常よりも収納スペースが必要なので、デザイナーズマンションだと不足を感じやすいでしょう。
ウォークインクローゼットなど豊富な収納を備えた物件を選ぶのが得策ですが、荷物を減らしたり収納に工夫をしたりすることで解決できる可能性もあります。
失敗しないデザイナーズマンションの選び方
自分のライフスタイルに合うデザインを選ぶ
デザイナーズマンションに住んでいる自分を具体的にイメージしてみると、ライフスタイルに合った物件を選びやすくなります。
「テレワークで仕事」「ミニマルな部屋」「モダンなインテリア」など、具体的なイメージを思い浮かべてみましょう。間取り図やネットの写真だけでは実際の住み心地は分からないので、必ず内見をするようにしてください。
立地条件の良し悪しも考慮する
デザイナーズマンションを選ぶ際には、物件のデザインや機能性だけでなく立地条件も重要な要素です。駅からの距離や周辺施設などの環境も考慮して選びましょう。
実際に現地に出かけてコンビニやスーパー、医療機関が近くにあるかをチェックし、駅や周辺施設までの道に街灯や防犯カメラがあるかも確認すると、防犯面でも安心です。
管理体制のよい物件を選ぶ
デザイナーズマンションは特殊な壁材や床材を使っていることが多く、一般的なマンションに比べてメンテナンスにコストがかかります。物件によっては適切なメンテナンスがされていないこともあるため、内見は欠かせません。
内見時には、管理会社の掃除や植栽の手入れが十分に行われているかといった点も確認しましょう。
予算と相談する
デザイナーズマンションは住宅設備のグレードが高く、一般的なマンションよりも家賃が高めに設定されています。
家賃の負担を減らして暮らすためには、多くの物件情報を集めて徹底的に比較することが大切。築年数の古い建物をリノベーションしたデザイナーズマンションであれば、安く借りられるかもしれません。
多様な選択肢を持つ不動産会社を選ぶ
デザイナーズマンションは一般物件に比べて数が少ないため、イメージに合う物件が見つからない場合は「デザイナーズマンションのようなおしゃれなマンション」も選択肢に入れるとよいでしょう。デザイナーズマンションと比べて、競合物件が多い一般的な間取りのマンションの方が家賃や入居のタイミングを交渉しやすいというメリットもあります。
デザイナーズマンションやおしゃれな物件を豊富に取り扱っている不動産会社なら、家賃を抑えておしゃれな部屋に住める可能性が高まります。センスのよい物件を数多く扱うテクトピア公式サイトなら、さまざまなこだわり条件で部屋を検索することが可能。好みに合う物件があるかどうか、希望条件を選択して検索してみてください。

監修者名
テクトピア編集部
資格一覧
宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士、賃貸住宅メンテナンス主任者、
少額短期保険募集人、土地活用プランナー



























