
- 一人暮らしに必要な初期費用
- 一人暮らしの生活費シミュレーション(1か月)【平均・男女別】
- 一人暮らしの初期費用を抑えるポイント
- 一人暮らしの生活費を抑えるポイント
- 一人暮らしをする際におすすめの習慣
- 【まとめ】具体的な生活管理で無理のない節約を
一人暮らしに必要な初期費用
物件契約時
一人暮らしで最初に大きな負担となるのが物件契約時の費用です。一般的には家賃の4〜5か月分が目安で、敷金・礼金・仲介手数料・前家賃・火災保険料・保証会社利用料などが含まれます。
ただし、最近は敷金・礼金なしの物件や、家賃1か月分が無料になるフリーレント物件も増えており、選び方次第で初期費用を大幅に抑えることも可能です。
主な項目の目安は以下の通りです。
| 敷金 | 家賃1か月分。退去時の原状回復費を差し引いて返金されることが多い |
| 礼金 | 家賃1か月程度。エリアによっては2か月の場合も |
| 仲介手数料 | 家賃1か月分。不動産会社への紹介料 |
| 火災保険料 | 2年で約2万円程度 |
| 鍵の交換 | 1.5万〜2.5万円前後。セキュリティ重視なら高くなる傾向 |
| 保証会社利用料 | 家賃・共益費の50〜100%程度。連帯保証人の代わりに支払うケースが多い |
家具・家電
物件の契約が終わったら、次に必要になるのが家具・家電の購入費です。こちらも一人暮らしの初期費用の大きな割合を占めます。
どの程度の金額になるかは人それぞれですが、最低限のアイテム(ベッド・冷蔵庫・洗濯機・電子レンジ・照明など)をそろえる場合でも、5万〜15万円前後は見ておいたほうがよいでしょう。デザインや性能にこだわると、さらに費用は上がります。
一方で、以下のような節約の工夫も可能です。
- 家具家電付き物件を選ぶ
- 中古、リサイクルショップ、譲渡サイトを活用する
- レンタル、サブスクサービスを使う
まずは必要最低限のアイテムだけをそろえ、暮らし始めてから不足分を買い足していくと、無駄な出費を避けられます。
一人暮らしの生活費シミュレーション(1か月)【平均・男女別】
一人暮らしの社会人男性が1か月で使う費用については、例年、総務省統計局から発表されています。以下では、ここ数年で発表されている一人暮らし社会人の平均的な費用について、「全年齢・男女」「34歳以下・男性・単身」に分けて見てみましょう。
なお、以下の費用には住居費(家賃)が含まれていません。1か月の費用をイメージするためには、住居費も加える必要があります。
全年齢・男女
まずは、年齢や性別を問わず、一人暮らしをしている方々の1か月の平均的な費用を見てみましょう。
- 食費…約3万8千円
- 水道光熱費…約1万2千円
- 家事・家具・被服費など…約1万円
- 交通・通信費…約2万円
- 娯楽費…約2万円
- 保険医療費…約6千円
- その他…約2万9千円
- 合計…約13万5千円
年齢が高くなればなるほど支出も増える傾向があるため、新卒などの若い世代の方々は、一般的にこれらの支出よりも低くなるでしょう。逆に、年配の一人暮らしの方々は、これらの支出より高くなるかもしれません。
34歳以下・男性・単身
次に、一人暮らしをしている34歳以下の男性を対象に、1か月の平均的な費用を見てみましょう。
- 食費…約4万円
- 水道光熱費…約7千円
- 家事・家具・被服費など…約1万円
- 交通・通信費…約2万円
- 娯楽費…約2万1千円
- 保険医療費…約3千5百円
- その他…約1万7千円
- 合計…約11万8,500円
全年齢・男女に比べ、月額で約16,500円ほど支出が少ない結果となっています。
34歳以下・女性・単身
最後に、一人暮らしをしている34歳以下の女性を対象に、1か月の平均的な費用を見てみましょう。
- 食費…約3万7千円
- 水道光熱費…約1万円
- 家事・家具・被服費など…約2万4千円
- 交通・通信費…約2万円
- 娯楽費…約2万4千円
- その他(保険医療費や生活用品)…約2万8千円
- 合計…約14万3,000円
全年齢・男女に比べ、月額で約8,000円ほど支出が少ない結果となっています。
一人暮らしの初期費用を抑えるポイント
敷金や礼金が低く設定された物件を選ぶ
一人暮らしの初期費用を抑えるうえで、物件選びはもっとも効果の大きいポイントです。特に敷金・礼金の金額設定によって、契約時の支払いが大きく変わります。敷金は原状回復費用として退去時に使われるため一部戻る可能性がありますが、礼金は返金されないため、ここを減らすだけでも負担を軽くできます。
例えば、敷金2か月・礼金0円の物件なら、契約時の支出は同じでも退去時の費用面でメリットがあります。また、最近は礼金なし・仲介手数料0円といった物件や、フリーレント(家賃が1〜2か月無料)のキャンペーンがついた物件も増えています。
ルームシェアをする
家賃そのものを下げたい場合は、ルームシェアという選択肢もあります。複数人で住むことで家賃・共益費・光熱費を分担でき、一人当たりの負担を大幅に減らせるのがメリット。家賃の総額が高めの物件でも、数人で割れば一人暮らしより快適な条件で住めます。トラブルを避けるため、家賃の支払い方法やルールも事前に取り決めておくと良いでしょう。
ただし、物件によっては「ルームシェア不可」としているところも。親族以外との同居に厳しいルールがある物件もあるため、事前に必ず確認が必要です。
閑散期に引っ越しをする
引っ越し費用を安く抑えるなら、時期の選び方も大切です。引っ越し業者の繁忙期である3〜4月、9〜10月は料金が高くなる傾向があり、希望日に引っ越しができないこともあります。一方、6〜8月の閑散期は比較的予約が取りやすく料金が下がることも多いため、タイミングを調整できる人にはおすすめです。
さらに、一人暮らし向けの荷物量なら、単身パックなど割安なサービスも利用しやすく、荷物が少なければ宅配便で送るほうが安く済む場合もあります。荷物量や時期によって最適な方法を検討してみましょう。
自分で引っ越し作業をする
初期費用を徹底的に抑えたい場合、自力で引っ越し作業を行うという選択肢もあります。友人や家族に手伝ってもらえば、業者に依頼するより大幅に費用をカットできます。近距離の引っ越しや、荷物が少ない場合には特に向いています。
ただし、自分でやる作業にはリスクもあります。家具の破損や壁を傷つける可能性があるほか、作業に時間がかかりやすい点はデメリットです。荷物が多い場合や長距離移動の場合は、結果的に業者へ依頼したほうが安全で効率的なことも多いので、状況に合わせて選ぶことが大切です。
一人暮らしの生活費を抑えるポイント
34歳以下・男性・単身が1か月で使う平均費用は11万8,500円でした。仮に家賃が6万円ならば、月額費用は合計17万8500円。大学新卒の初任給は手取り18万円ほどと言われているため、ちょうど収支トントンのような結果です。
しかしながら、もし学生時代の奨学金返済があったり、急な冠婚葬祭に招かれたりなどした場合には、何らかの形で節約しなければ赤字になります。赤字にしないためには、ムダな費用を抑えるための生活管理が大切。以下、一人暮らしの男性が支出を抑えるための生活管理について、5つのポイントを見ていきましょう。
家賃
手取りの1/3以下とする
食費や娯楽費は本人の努力次第で節約することも可能ですが、家賃は努力で節約できるものではありません。入居の契約をする際には、想定される手取りの1/3以下を家賃の目安にしましょう。新卒、第二新卒などの間は手取りが少ないこともあるので、できれば家賃を手取りの1/4以下とするのが理想です。
同レベルの広さ・仕様でも、郊外にある物件や駅から離れた物件や築年数が古めの物件ならば、家賃を1万円以上抑えることもできるので、部屋探しの際には検討してみましょう。仮に、家賃で月々1万円を節約できれば、5年間で60万円もの貯蓄がたまることになります。
お部屋探しはテクトピア
一人暮らしの部屋探しで安心と快適さを求めるなら、テクトピアがおすすめです。「クラスト」が手がけるRC造マンションは、防音性・耐震性・耐火性に優れ、デジタロックなどセキュリティ面も充実。東京・神奈川・大阪など全国22店舗・管理物件3万件の豊富なラインナップから、自分のライフスタイルに合った部屋を選べます。24時間体制のサポートも整っているため、初めての一人暮らしでも安心して新生活を始められます。
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食費
なるべく自炊する
一人暮らしの1か月あたりの食費については、男性よりも女性のほうが1万円ほど低いとされています。その理由は明快で、男性より女性のほうが、自炊している率が高いからにほかなりません。
なるべく外食やコンビニ食を抑えつつ、仕事帰りのスーパーの特売タイムなどに食材をまとめ買いして自炊するだけでも、1か月の食費を3万円以下に抑えることが可能です。
外出時にマイボトルを持ち歩く
外出のたびにコンビニや自販機で飲み物を買っていると、1回150〜200円でも月単位で大きな出費になります。そこで活用したいのがマイボトルを持ち歩く習慣です。自宅で入れたお茶やコーヒーを持参するだけで、飲み物代をほぼゼロにでき、節約効果は想像以上。環境面にも優しいため一石二鳥です。
職場や学校でも給湯器を利用できれば補充も簡単で、外出時間が長い人ほど節約メリットが大きくなります。継続しやすい節約術として、まず取り入れておきたい行動です。
水道光熱費
契約の見直し
水道光熱費を節約する第一歩は、電気やガスの契約内容を見直すことです。電力会社やガス会社は複数の料金プランを用意しており、利用時間帯や生活スタイルに合ったプランを選ぶだけで月々の支払いが下がることも。
また、地域や物件によっては自由に契約会社を選べるため、比較サイトを使って安いプランへの乗り換えを検討するのも有効です。ただし、マンションによっては契約先が指定されている場合もあるため、事前に確認が必要です。
家電製品の使い方の見直し
水道光熱費は、日々の家電の使い方を工夫するだけでも大きく変わります。特に冷暖房や照明、キッチン家電は使用時間が長いため、こまめな節電が効果的。不要な部屋の照明を消す、エアコンの設定温度を適正に保つ、冷蔵庫の開閉を減らすなど、基本的な工夫だけでも節約に直結します。
また、電球をLEDに変えたり、省エネタイプの家電へ買い替えたりすると、月々の光熱費がさらに下がります。無理のない範囲で少しずつ見直すことが、継続しやすい節約のポイントです。
通信費
格安スマホに乗り換える
仕事上の大きな支障がないならば、格安スマホに乗り換えるだけで月額1万円近くの節約につながることもあります。
学生時代からの流れで「なんとなく」大手キャリアの契約が続いている方は、改めて自分のライフスタイルを振り返り、問題がなければ格安スマホへの乗り換えを検討してみましょう。
交通費
引っ越しを検討する
交通費は、毎日の移動距離によって大きく変わります。もし通勤や通学に時間と費用がかかっているなら、思い切って住む場所を見直すのも一つの節約方法。職場や学校の近くに引っ越せば、交通費だけでなく移動時間の削減にもつながり、生活の負担が軽くなります。
また、よく利用するエリアへのアクセスが良い地域を選べば、休日の移動コストも抑えられます。家賃とのバランスを見ながら、総合的に支出が減る環境を選ぶことがポイントです。
自転車・カーシェアリングの利用
日常の移動にかかる費用を抑えるには、自転車の活用やカーシェアリングの利用も有効です。近距離の買い物や通勤なら自転車が便利で、交通費をほぼゼロにできます。維持費も安く、健康づくりにも役立つ点もメリットです。
一方、車が必要な場面が限定的であれば、カーシェアリングを利用するとレンタカーより手軽で経済的。必要なときだけ利用する仕組みのため、駐車場代や維持費を払う必要がなく、出費を大幅に抑えられます。用途に応じて使い分けることで賢く節約しましょう。
娯楽費
サブスクリプションサービスの契約・見直し
娯楽費を節約するには、サブスクリプションサービスを見直しましょう。動画配信・音楽・電子書籍など便利なサービスは多いものの、複数を契約していると気づかないうちに毎月の固定費が膨らみます。まずは現在の利用状況を確認し、使っていないサービスは解約することがポイント。必要なジャンルが複数ある場合も、家族や友人とシェアできるプランを活用するとコストを削減できます。
飲み会を断ることも大事
同僚や友人との関係を深める意味で、飲み会は大事なイベントです。
ただし、男性の飲み会1回あたりの費用は約6千円と言われているため、仮に週1回のペースで参加すれば、月々約2万4千~3万円の出費。財布には相当なダメージとなります。酔った勢いで2次会も開催されれば、さらに出費はかさんでしまいます。
あらかじめ、1か月で飲み会に使う金額を決め、その金額に達したら飲み会を断るようにしてはいかがでしょうか。
一人暮らしをする際におすすめの習慣
急な出費に備えて一定額を先に預金する
冠婚葬祭や飲み会、入院などの急な出費に備え、給与支給日には一定額を別の口座へ貯金するようにしましょう。原則として、預金口座のお金は生活費に回さないようにします。
月々の理想的な預金額は手取りの1/6と言われることもありますが、一人暮らしの男性には、やや無理のある金額かもしれません。ご自身のライフスタイルに応じ、適切な金額を決めてみてください。
自分のお金の使い方を記録する
一人暮らしでは、毎月の支出を正確に把握することが節約への近道です。家計簿アプリやメモ帳など、自分が続けやすい方法でお金の使い方を記録してみましょう。何にどれだけ使っているかが可視化されると、無意識に発生していたムダ遣いに気付きやすくなります。
また、定期的に履歴を見返すことで、固定費や変動費のバランスも見直しやすくなり、費用をコントロールしやすくなります。細かく記録するのが苦手な人は、大きな支出だけをつけるなど、無理なく続けられるスタイルを選ぶと習慣化しやすいでしょう。
【まとめ】具体的な生活管理で無理のない節約を
一人暮らしの男性が1か月で使う費用は約11万8,500円。家賃を含めると18万円前後になるかもしれません。
現在の収入で生活がギリギリの方は、急な出費で赤字になる恐れがあります。計画的・具体的な生活管理を行い、無理のない範囲で節約していきましょう。

監修者名
テクトピア編集部
資格一覧
宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士、賃貸住宅メンテナンス主任者、
少額短期保険募集人、土地活用プランナー



























