
ペットと部屋を守る!賃貸物件の床対策ガイド
賃貸物件でペットの床対策はなぜ必要?
賃貸物件でペットを飼う際は床への損傷や騒音トラブルが起きやすいため、床対策は必須と考えましょう。
賃貸契約には善管注意義務(ぜんかんちゅういぎむ)があり、借主は物件を適切に管理する責任があります。フローリングの傷や臭い・走り回る音や鳴き声など、飼い主の配慮不足で起きるトラブルはご近所への迷惑となり、物件価値を下げかねません。そのため、入居時から適切な床対策が必要なのです。
トラブル1:爪により床に傷がつく
家で犬や猫を飼うと、走り回るときに爪でフローリングに傷がつく場合があります。特にペットの散歩から帰ってきた際、雨で犬の足や爪が濡れていたり泥が付いていたりすると床を傷めやすくなるので注意が必要です。
また、爬虫類は爪が鋭いので床を傷つけやすく、ハムスターも小さいとはいえ鋭利な爪が床に傷をつけるので、脱走しないように飼育ケースを設置する場所は慎重に選びましょう。
フローリングについた傷に水が入り込むと、木材の性質で膨らんだり変形したりするケースがあります。ペットを飼うときは床を保護しながら清潔に保つよう心がけることが大切です。
トラブル2:尿や嘔吐物が汚れや臭いの原因になる
しつけのできたペットでも、粗相をするケースは稀にあります。特にペットの尿は臭いだけでなく床を変色させたり腐らせたりするため注意が必要。猫が吐いた毛玉や嘔吐物には胃酸が含まれるため、臭いやシミが定着する前に掃除しましょう。また、小鳥の餌や水、ハムスターのおがくずなども、放置していると床は徐々に傷みます。
爬虫類を飼育する際は、餌の残りや糞尿はこまめな掃除が欠かせません。特に生き餌を与えるときは、残りカスをすぐに片付けましょう。
トラブル3:騒音で近隣の部屋に迷惑がかかる
集合住宅でペットを飼うと、周りの部屋に音が響きます。特にフローリングの上を走り回るペットの足音は、階下の部屋に騒音となって伝わるので注意が必要です。
ペットが発する音だけでなく、遊びに使うおもちゃなどの道具類の音も騒音につながります。また、夜行性の猫やハムスターは深夜に活発になるため、夜中に走り回っていないかも心配の種です。厚手のカーペットや防音マットで音を軽減するよう心掛けましょう。
ペットの安全を確保するため
滑りやすい床がペットの股関節や筋肉に負担をかける
滑りやすいフローリングの床は怪我の原因になりやすく、ペットにとって危険なものです。特に犬は走ったり急に向きを変えたりするときに足を滑らせやすく、股関節や膝に負荷がかかるため痛める原因となります。滑る床の上では転倒を防ごうとして足の筋肉を必要以上に使うケースもあり、人間が思う以上に負担を敷いてしまうのです。
猫も高所から降りる際に滑るケースがあり、特に高齢の猫には注意が必要です。関節が弱っているペットや成長途中の子犬や子猫にとって、滑りやすい床は大きな負担となります。
床温度がペットの体温調整に影響する
普段生活する床の温度は、ペットの健康に大きく影響します。特に小動物であるハムスターやウサギは、冷たい床で体を冷やして体調を崩しやすいので注意が必要です。
床暖房がない家では冬の床は特に冷たくなり、ペットの体力を奪ってしまいます。厚手のカーペットやこたつ・ヒーターなどを取り入れて床温度を適切に保ち、ペットが快適に過ごせる環境を整えましょう。
原状回復費用を抑えるため
賃貸物件の退去時には原状回復が必須です。ペットによる傷や汚れは通常の劣化とは見なされず、高額な修繕費用が避けられません。
フローリングの張り替えは畳一枚分で20,000〜60,000円前後とされていますが、床に汚れや臭いが染みこむと特別な掃除や消臭が必要となるため修理代が大幅に増える傾向にあります。
特に尿による染みや木材の腐食は放置すると元に戻せないため、早めの対策が大切です。
賃貸物件ならやっておきたい、ペットのための床対策
フローリングマットやカーペットを敷く
床全体に保護マットやカーペットを敷くのは、ペットの怪我防止に効果的です。特にペット用のマットは水をはじいて滑りにくく、掃除がスムーズになるというメリットもあります。
マットは飼育しているペットに合う材質を選びましょう。犬には丈夫な素材、猫には爪が引っかかりにくい素材が適しています。マットの厚さも重要で、薄すぎると保護効果が弱く、厚すぎるとペットが歩きづらくなるのでバランスが大切です。ペットの大きさや運動量に合わせて適度な厚さを選びましょう。
防水性のあるシートやトレーを設置する
ペットの食事や水飲み場には、水をはじくシートを敷くのが効果的。たとえば鳥かごの下には新聞紙と防水トレーを併用すれば床を保護できます。トイレトレーのような浅い容器も便利に使える代用品です。
防水シートやトレーは定期的に洗って清潔に保ちましょう。暑い季節は菌が増えやすいため、こまめな清掃は欠かせません。
シートやトレーは滑りやすいので、端をテープで固定してペットの転倒を防ぐのも忘れないようにしてください。
ペット対応の滑り止めスプレーやワックスを使用する
ペットの足が滑らないようにするスプレーやワックスは、床を守りながらペットの安全も確保できる便利な商品です。使う前に自宅のフローリングに使用できるものか確認し、梅雨や夏など湿気の多い時期でも効果が長く続く商品を選びましょう。
定期的な塗り直しは必須なので、説明書に書かれた期間を目安に効果が薄れる前にメンテナンスする必要があります。
ペット用爪とぎ器を設置する
猫を飼うなら爪とぎ器を置いて、床や壁を守りましょう。爪とぎ器は猫が立ち上がって研いでもカバーできる高さのものを選び、猫の好む場所に置きましょう。うまく使ってくれない場合は違うタイプの爪とぎ器の設置や定期的な爪切りも必要です。
犬は爪とぎの習慣はありませんが、月に1度の爪切りが推奨されています。散歩が好きな犬は歩きながら自分で爪を削っていますが、それだけでは足りません。床を歩くときにカチカチと音がするなら、それが爪切りタイミングのサインです。
【番外編】壁には上からリメイクシートを貼る
壁で爪を研ぐ猫は多く、犬は体をこすりつける習性があるため、壁が傷ついたり汚れたりするケースは意外と多く見られます。また、爪とぎ器を壁に立てかけると傷になるので、床と同様に壁対策も必要です。
こうした問題を防ぐためには、壁にリメイクシートを貼るのが有効。シートは床からペットの背の高さより少し上まで貼るのがポイントです。貼ってはがせるタイプのシートを選び、定期的に交換しましょう。
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監修者名
テクトピア編集部
資格一覧
宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士、賃貸住宅メンテナンス主任者、
少額短期保険募集人、土地活用プランナー



























