賃貸物件に宅配ボックスがあるメリット・注意点を解説

目次

もはやスタンダード!宅配ボックスがある賃貸のメリットとは

宅配ボックスとは

宅配ボックスとは配送業者が荷物を配達できる鍵付きの設備で、主にマンションやアパートの共用部分に設置されています。
サイズは高さ20センチから1メートルを超えるものまでさまざまです。主にダイヤル式と電気式の2種類があり、ダイヤル式はダイヤルボタンで、電気式はタッチパネルで暗証番号を入力して開けます。
印鑑を保管できるスペースや押印機能が搭載された宅配ボックスなら、受領印が必要な荷物も配達可能です。これにより再配達の手間が省け、労働時間を大幅に短縮できます。
最近では一戸建てにも設置されるケースが増えており、快適な暮らしに欠かせないアイテムとなりました。

宅配ボックスのメリット

不在でも荷物を受け取れる

宅配ボックスがあれば、受取人が不在中でも荷物を受け取れます。
受取人は配達時間を気にせず外出できるのが大きなメリット。日中家を空けることが多い社会人や、在宅でも忙しい主婦(主夫)や個人事業主にも向いている便利な設備です。
配達員も再配達の必要がなくなるので、双方にとって嬉しいシステムといえるでしょう。

盗まれる心配がない

暗証番号で解錠するため、荷物の盗難リスクを大幅に減らせます。誰でも持ち去れる置き配よりも安全性が高く、個人情報が知られる恐れもありません。
宅配ボックス周辺に監視カメラを設置すれば、盗難予防効果がアップ。万が一の場合には録画データが証拠にもなります。

犯罪に巻き込まれる心配が少ない

宅配ボックスを設置していれば、配達員を装った犯罪に巻き込まれるリスクを大幅に減らせます。
宅配ボックスなら、本人確認が必要な荷物以外は部屋のドアを開ける必要がありません。在宅時であっても他人と対面する必要がないので、女性の一人暮らしや小さな子ども・高齢者のいる家庭であっても不要なトラブルに巻き込まれるリスクを減らせます。

荷物へのダメージが少ない

宅配ボックスがあれば、不在中の雨・風・日光から荷物を守れます。
置き配だと雨で段ボールがはがれたり、強い日差しの中に荷物を放置されて商品が傷んでしまったりといった心配があります。置き配に気づかず、商品を誤って蹴ったり落下させたりする危険性も少なくありません。
宅配ボックスを利用すれば雨風の影響を防ぎ、不可抗力による損傷も防げます。

宅配ボックスの注意点

荷物によっては宅配ボックスに入れてもらえない

温度管理の必要がない荷物でも、サイズオーバーや30kgを超える重量物などは宅配ボックスを利用できません。冷凍・冷蔵製品はもちろん、食品その他痛みやすいものが入っている荷物も利用不可です。
ちなみに着払いや代引き・書留など支払い・本人確認が必要な荷物は、宅配ボックスが利用できないからと転送を依頼しても受理されません。
宅配ボックスは、必ずしも万能ではない点に注意して利用しましょう。

荷物が長期間放置されて空きがない

空きスペースがないと宅配ボックスを利用できません。
お中元・お歳暮シーズンや通販業者のセールイベントなどのタイミングで宅配ボックスが埋まってしまうことがあります。
他の入居者が長期間荷物を放置しているケースもありますが、その際に入居者同士で解決しようとするとトラブルに発展する可能性があるため、管理会社に相談して問題解決を図りましょう。

配達・受領ミスがある

配達側のミスとして意外と多いのが誤配達です。配達時に違う部屋の番号を押したり、違う棟の宅配ボックスに入れたりといったミスが挙げられます。そのほか、暗証番号記入漏れや不在票の投函ミスがあるとスムーズに荷物を取り出せません。
受け取る側のミスとしては、暗証番号忘れ・荷物を取り出す前に扉が閉まって開けられなくなるといったケースがあります。

盗難やいたずらに遭う可能性がある

宅配ボックスで心配なのが盗難やいたずらです。
小型の据え置きタイプだと軽量で持ち運びしやすいので、しっかりと固定されていないとボックスごと盗まれる可能性があります。簡易タイプの鍵だと壊されて盗難被害にあうことも。利便性を追求するあまり大切な荷物を失わないよう、予防策を講じておきましょう。

宅配ボックスがない場合の対策

置き配を選択する

置き配は再配達の手間が省け、時間に縛られず荷物を受け取れるメリットがあります。宅配ボックスのない家ではポピュラーな受取方法のひとつですが、置き配対応ができないケースもあります。
ヤマト運輸の公式サイトによると、悪天候や置く場所が安全に収まらないと判断された場合や、配達員が受け取り場所に立ち入れない場合などは置き配にせず持ち帰るとされています。
置き配は防犯設備のない戸外に置くため、盗難リスクは残ります。高価な荷物は置き配を避けるほか、ほかの受取方法を選ぶといった利用をおすすめします。

※参照:ヤマト運輸「よくあるご質問FAQ:置き配(EAZYを含む)」

宅配ロッカーを利用する

宅配ロッカーとは、駅・スーパー・駐車場などに設置されたいつでも荷物を受け取れるロッカーのこと。移動や買い物ついでに受け取れるのは便利ですが、利用者が多いので空きスペースがないケースが多発しています。

コンビニ窓口での受け取りサービスを利用する

24時間営業のコンビニでも、商品を預かるサービスを提供しています。ただし、クール便のような温度管理が必要な荷物は利用できません。
荷物の受け取り時には送り状のほか、運転免許証・健康保険証といった本人確認ができる書類提出を求められます。面倒な手続きではありますが、いつでも引き取りできるメリットを考えれば利用する価値は高いといえるでしょう。

営業所留めにする

近くにコンビニや宅配ロッカーがない場合、配送業者の営業所留めを利用する方法もありますが、そこまでの移動手段がない場合は現実的ではありません。営業所によっては受け取れない時間帯があるので、営業所留めを選ぶなら事前確認が必要です。

個人宅配ボックスを設置する

個人で宅配ボックスを設置する場合は、オーナーや管理会社に許可を得る必要があります。マンションやアパートでは玄関前の廊下は共用部分にあたり、物を放置すると近隣住民とのトラブル原因になります。

インターネットショッピングの普及により宅配便の利用が増加していますが、共働きや単身世帯が多い現代では荷物を受け取れないケースも増えているといいます。
宅配ボックスがない場合の対策もありますが、不安要素は少なくありません。賃貸物件を選ぶ時は、宅配ボックス付きの物件を選ぶのが賢明といえるでしょう。

メリット多数!宅配ボックス付き賃貸物件の探し方

不動産会社に問い合わせる

宅配ボックス付きの賃貸物件を探すには、不動産会社に直接問い合わせるのが効率的。物件の条件を伝える際に、宅配ボックスが必要だと強調しましょう。
内覧では設置場所や使い勝手を確認し、候補となる物件についてはメモに残しておくと部屋探しがはかどります。現地を訪れることで宅配ボックスの状態や使いやすさを実際に確認できるので、チェック項目にいれておくようにしましょう。

不動産会社の公式サイトをチェックする

宅配ボックス付きの物件を探す際には、不動産会社の公式サイトをチェックするのもおすすめ。サイトでは最新の物件情報が日々更新されており、詳細な設備情報も充実しています。
テクトピアは宅配ボックス付きの賃貸物件を多数扱っているお部屋探しサイトで、物件情報内で宅配ボックスの有無を確認できます。快適な部屋探しに役立ててください。

※参照:テクトピア「テーマから探す」

2024年4月より運送業界も労働時間が短縮されました。ドライバー不足により配達量が増加し、時間に追われた配達ミスが多発しています。
宅配ボックスは配達員と入居者の両方にとって大きなメリットです。配達員は時間に余裕が生まれ、受取人は時間に縛られません。運送業界の人手不足が深刻化する中、配達員の負担軽減と入居者の快適な生活を考えれば、宅配ボックス付きの賃貸物件の人気は今後も高くなり続けるでしょう。

テックとピア

監修者名

テクトピア編集部

プロフィール

テクトピアは、賃貸マンション・アパート建設で地元から厚い信頼を得る株式会社クラストの不動産賃貸課です。RC造を主体とした堅牢で耐震・耐火性に優れた建物を提供し、デジタロックなどの先進設備で安心・快適な暮らしを実現。首都圏・東海・関西エリアに3万件超の管理物件と約20店舗を展開し、24時間体制で入居者をサポートしています。

有資格者が在籍するテクトピア編集部が、不動産実務で培った知見をもとに本コラムを監修しています。

資格一覧

宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士、賃貸住宅メンテナンス主任者、
少額短期保険募集人、土地活用プランナー

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