一人暮らしにアイロンはいらない?おすすめの選び方を解説

目次

一人暮らしにアイロンはいらない説は本当?

アイロンがいらないといわれる理由

アイロンがいらなくなった理由のひとつに、ノーアイロン素材の登場が挙げられます。アイロンがけが必須とされていたシャツ類に使われたことで、着用する機会が多い社会人からの需要が減少しました。
洗濯機の機能向上も理由に挙げられます。洗濯乾燥機にシワ取り機能が付いているものが数多く登場。シワにならないよう洗濯または乾燥できるので、素材によってはアイロンがけがまったくいらなくなりました。
シワを楽しむ素材が使われるようになったのも、アイロン離れに拍車をかけました。リネンやコットンのような自然素材の服はその風合いを楽しむものなので、基本的にはアイロンがけが必要ありません。クールビズやオフィスカジュアルといった「暑い夏を乗り切るアクション」の浸透も手伝って、比較的ラフな格好が容認される職場が増加。アイロンを使う機会は加速度的に減っているのです。

アイロンのメリット

必要な時にすぐスーツやシャツのシワを消せる

アイロンを使う最大のメリットは、必要なタイミングでシワのないパリっとした服を着られることです。
スチームアイロンにはアイロン台を使わないハンディタイプがあり、ハンガーにかけたままでシワを消せるタイプもあります。衣類が生乾きだとシワだけでなくにおいも気になりますが、アイロンの高温処理で乾燥しながら除菌効果が期待できるのも大きなメリットです。

折り目やフリルなど、衣類の形状を保てる

アイロンがけには、衣類のデザインを美しく見せ、形状を再現する効果があります。フリルやプリーツなどの装飾部分は洗濯の刺激でくずれやすく、乾かすだけではきれいなラインを保てません。ワイシャツやスラックスなどのシャープな折り目も同様。アイロンがけをすれば、本来のデザインで着こなすことができます。

クリーニングに出さなくても良い

自分でアイロンがけができるなら、特殊な素材以外はクリーニングに出す必要がありません。代金を節約できるほか、クリーニング店に出向く手間も省けて一石二鳥。
一般的なドライクリーニング方式だと石油系溶剤が使用されていて、特にウール素材と相性がよくありません。良質なスーツだからとクリーニングに出し続けると、かえってツヤや撥水機能が失われることに。簡単な汚れは自宅の洗濯・アイロンで対応し、折り目がぼやけてきたらクリーニングのプレスしてもらう、といった賢い利用がおすすめです。

アイロンのデメリット

アイロン・アイロン台の保管場所をとる

一人暮らしの物件では収納スペースが限られているため、アイロンとアイロン台のスペース確保は悩みのタネ。収納スペースを占領して他のアイテムを置けなくなるのは大きなデメリットです。

やけどの危険性がある

アイロンは熱源なので、注意を怠るとやけどをする危険性があります。ペットがいるなら誤ってアイロンを倒してしまうケースがあるので、通電中は近づけないように細心の注意を払いましょう。電源を切った直後のかけ面は100℃以上の高温なので、アイロン収納時も気は抜けません。

手間がかかる

アイロンがけは思いのほか手間がかかる作業です。アイロン台の設置から温度設定・アイロンをあてる作業・片付けまで含めると、枚数にもよりますが30分程度は必要。これらの煩わしさから解放されるために、アイロン台のいらないハンディタイプスチームアイロンが登場するほどです。

衣類にダメージを与えることがある

化学繊維(ポリエステル・ナイロンなど)にアイロンをかけると、設定温度によっては布地にダメージを与えることがあります。化繊は熱に弱いため、色あせ・穴あき・服の形状の変化・焦げつきといったトラブルに注意が必要です。
高温に強い素材でも、かける時間を誤るとあっという間に焦げつくので、アイロンがけの際は当て布を忘れないようにしましょう。

いらないと言われるアイロンが必要になる場面とは

ビジネスやイベントの場面では、清潔な印象を与えるためシワのない服装が好まれます。クリーニング店から戻ってきた状態でハンガーに吊るして保存しておいても、他の服を出し入れする際にシワがつくので、アイロンできれいに直せるのは便利なポイントです。
自分を魅せる場だからこそ、身だしなみは整えたいもの。取引先でのプレゼンテーション・友人の結婚式・人前で司会をするパーティなど、注目される機会が多くなるとアイロンの必要性は高くなります。

洋服のシワ取り以外の用途もある

アイロンの用途は幅広く、趣味や掃除でも活用できます。
熱転写シールを布に貼り付けてオリジナルのバッグを作ったり、アイロンの熱でビーズアクセサリーを作ったりと、他にはない自分だけの作品を作れるのが大きな魅力。パッチワークの縫い目や裁縫の仕上げ処理にもアイロンが使われます。
また、スチームアイロンの蒸気はカーペットや畳のダニ退治にも有効。100℃の蒸気で中にいるダニをやっつける効果が期待できます。
服のケアにとどまらず衛生面でも有用性が評価されているアイロンは、一人暮らしにあって損はない家電だといえるでしょう。

一人暮らしのアイロン選びで注意するポイント

アイロンの大きさや重さ

持ち手の負担が少ない軽量アイロンでも、1㎏前後の重さがあるタイプを選びましょう。シワ伸ばしやシャープな折り目つけには、熱だけでなく重さも必要です。
かけ面は大きい方が一度にかけられる面積が広いので、アイロンがけを簡単に済ませられます。小回りがきくほうがかけやすい部分もあるものの、アイロンの大半は広い面積にかける作業なので、自家用アイロンはある程度の大きさを確保しましょう。

アイロンのかけ面の違い

アイロンのかけ面は「平底型」と「左右対称型」があります。
平底型は前が尖って後ろが平らなタイプで、アイロン台に置きやすいけれど後方に移動する時、布に引っかかりやすいのが短所です。
左右対称型はラグビーボールのように前後が尖っているタイプ。前後の動きがスムーズなのが魅力的ですが、使い終わるたびにアイロンスタンドに戻す手間があります。
かけ面に使われている素材でポピュラーなのがフッ素コート仕上げ。糊がつきにくくお手軽な価格がメリットで、丁寧に使えば耐久性や滑り具合を長く保てて経済的です。
チタンコートは熱伝導性が高く均等に伝わるため、フッ素コートより滑りがよく丈夫。糊の汚れがつきにくいのも嬉しいポイントです。
セラミックコートは熱伝導率が低い分、温度が一定で熱ムラが少ないのが特徴的。布地にダメージを与えにくいのが大きなメリットといえます。

アイロンの電源コード

休日にまとめてアイロンをかける人や一度に大量の衣類をアイロンがけする人には、コード付きアイロンが向いています。一定温度を保てるので、効率的に作業可能。動かすとコードが邪魔になるのが欠点ですが、コンセント位置や台の高さなどを工夫すれば使いやすくなります。
少量しかアイロンがけしない人・場所を選ばず手軽に使いたい人には、コードレスタイプが魅力的。コードがない分自由に動かせる半面、充電式のため連続使用だと温度が下がりやすいというデメリットがあります。

アイロンの機能

スチーム機能・全温度スチーム機能

スチーム機能とは、布地に加える蒸気でシワを取りやすくするもの。蒸気で布地を柔らかくするので、ドライアイロンより速くシワが取れるのがポイントです。衣類をハンガーにかけたまま使えるよう作られたアイロンもあり、忙しい朝も少しの時間で手軽にシワ取りが可能です。
全温度スチーム機能は、温度設定が調整できるタイプ。デリケートな素材には低温状態でスチームを使えるので、衣類を守るのに便利な機能です。

目詰まり防止機能

アイロンのタンクに内蔵された目詰まり防止剤で、蒸気の通路に不純物や水垢がたまるのを防げるのが目詰まり防止機能。ただし、スチーム機能が劣化したり汚れを放置したりすると目詰まり機能も低下し、故障の原因になるので注意してください。

オートオフ機能

一定時間動きがないと主電源が切れるのがオートオフ機能。やけどや衣類の焦げつきに配慮した安全装置で、電源の消し忘れにもなるので電力の節約にも効果的です。機種によっては動かすだけで再度スイッチがオンになるものもあります。

カセットタンク

取り外し可能なカセットタンクなら、水の補充時に水漏れ・電気ショックといった心配がありません。スチーム機能を連続使用すると水の消費が早いので、使用時間が長い人はタンク容量が多いものを選ぶと便利です。

このように、昨今ではさまざまな機能やサイズが異なるアイロンが開発・販売されています。大きさ・かけ面・コードの有無・使い勝手のほか、素材の品質や使う頻度・収納スペースなどを考慮して、一人暮らしでも便利に使えるアイロンを選びましょう。

テックとピア

監修者名

テクトピア編集部

資格一覧

宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士、賃貸住宅メンテナンス主任者、
少額短期保険募集人、土地活用プランナー

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