
避けるために知っておきたい、賃貸住宅でよくある近隣トラブル
生活音・騒音によるトラブル
賃貸住宅の近隣トラブルで一番多いのは騒音問題です。
子どもの騒ぐ声やオーディオの音など、当事者は気にならない生活音が周囲に不快な感情を与えているケースは意外と多いことを理解しておく必要があります。
近隣住人は自分と同じ生活スタイルではありません。
お互いに悪気はなくとも騒音トラブルに発展する可能性があるので、まずは自らが原因にならないよう普段から注意しましょう。
挨拶に関するトラブル
挨拶を無視したり相手のプライベートなことまで質問したりするのは、不快感を与えトラブルの原因になります。
隣人として顔を合わせる機会は少なくないので、最低限のマナーを守り、適切な距離感を保つことが大切。こちらから不快感を抱かせないようにしましょう。
ゴミ出しに関するトラブル
ゴミの分別ルールを守らない・廃棄指定曜日を無視する人がいると、廃棄所に長期間ゴミが放置され悪臭や汚れの原因になります。
賃貸物件の入居者だけでなく付近の住人にも影響が出るので、避けたいトラブルの1つです。
ゴミ出しのルールは住んでいる地域や自治体により決められているので、しっかり確認してルールを守りましょう。
タバコに関するトラブル
タバコの煙(副流煙)はタバコを吸わない人にとっては苦痛のタネで、頻度や体調によっては健康被害に及ぶ恐れもあります。
喫煙スペースを利用したり風向きを考えたりといった配慮で、近隣トラブルを防ぎましょう。
ペットに関するトラブル
ペット禁止の賃貸住宅にも関わらず、内緒で飼育しているといったケースは確実に近隣トラブルの原因になるので、「一頭だけだし」といった勝手な自己判断で飼うのはNGです。
ペット許可の住宅であっても、鳴き声や糞尿の管理などが徹底されていないとトラブルの原因に。
きちんとモラルを守っているつもりでも、近隣からは煙たがられている可能性があります。
駐車スペースに関するトラブル
駐車場で多いのが、自分の駐車場に他人の車が停めてあるトラブル。
「いつも昼間はいないから」といった勝手な判断から停められているケースがほとんどです。
私有地には警察がすぐに介入できないので、見つけたらすぐ管理会社に連絡しましょう。放置すれば常態化する可能性があります。
共有区分の使い方に関するトラブル
郵便受け・廊下・階段などの共有スペースを破損したり汚したりするのもトラブルの原因になります。
入居者のモラルが低いと感じられる大きなポイントでもあるので、修理・清掃がされたとしても気持ちのよいことではありません。
勘違い・被害妄想に関するトラブル
声や足音といった騒音トラブルだと、上の階や隣室から響いていると判断されがち。
実際には斜め上の部屋だった…というように、人間の思い込みでトラブルの原因にしたりされたりといったケースは多々あります。
普段の挨拶もない状態だと隣人が単身なのか家族なのかも分からず、悶々と悩んでいるうちに被害妄想が大きくなってしまうので、まずは管理会社を通じて状況判断をしてもらうことが大切です。
避けていても起こりえる!賃貸住宅で近隣トラブルになったらどうする?
管理会社に相談する
トラブルが起きた際、直接住人同士で話すのは避けましょう。
例えば、騒音問題であれば、「どの部屋から音が聞こえるか」を確実に見つけるのは困難です。
直接相手を犯人扱いして感情的になると、更に隣人関係が悪化する可能性も。
管理会社に介入してもらい、お互いの事情を話すことでトラブル解決を探りましょう。
役所の相談窓口に相談する
管理会社の対応が期待できない場合、全国市町村の生活課や消費者ホットラインを利用する方法があります。
各市町村には消費生活に関わる情報サイトや相談コーナーが設けられており、問題解決に繋がるアドバイスを提供しています。
誰かに相談することで気持ちが楽になり、問題解決の糸口となるでしょう。
弁護士に相談する
管理会社や市役所に相談しても改善が見られない場合、法律の専門家に頼るのも一案です。
法的処置をとるのは大げさに感じられるかもしれませんが、実際に訴訟を起こすかどうかは後の判断として、どのような対応ができるか知っておくことは大切です。
無料で相談できる窓口もありますので、活用する価値は十分にあるでしょう。
身の危険を感じたら警察へ
暴力や脅迫などの近隣トラブルが原因で生命に危険を感じたら、警察(110番)へ連絡してください。
もしもの場合に備えて、スマホを常時所持し、1人で行動するのは避けましょう。
相手の退去を待たずに先に転居することも視野に入れて、管理会社と密な連絡をとることをおすすめします。
賃貸住宅の近隣トラブル避けるための予防策
管理規約を確認する
管理規約とは、アパートやマンションなどの集合住宅における管理や使用に関するルールを定めたものです。
生活音の許容範囲やゴミ出しルールなど、細かな決め事を守ることで住人が快適な暮らしに繋がります。
入居する時は管理規約をしっかり確認しましょう。
自分の生活スタイルをチェックする
独身であれば帰宅後に炊事、休日に掃除・洗濯などで生活音を発生させ、小さな子どもがいるなら夕方以降や休日昼間に走り回る音を出してしまう…といったケースはよくあるもの。それらの音で隣人に迷惑がかかっているのか、挨拶の折にでも確認するとよいでしょう。
生活に関わる音はどんなに気をつけても出てしまうもの。お互いの環境を理解し、許容する心は必要です。
別の近隣住人にトラブルの有無を確認する
賃貸物件を内検する際は、共有スペースがゴミや吸い殻で汚れていないかで住居者のモラルやマナーが推測できます。
入居物件ではない近隣住人に騒音やゴミのトラブルが無いかを確認できるとなお良いでしょう。
挑発しない・のらない
話し声が大きい・オーディオの音量が大きい・ゴミ出しがだらしないなど、その場の感情でトラブルの種をつくらないようにすることはとても大切です。
近隣トラブルは些細なきっかけで感情的になりやすく、言った言わないの口ゲンカにもなりかねません。
直接相手に話せば口論になる可能性もあるので、管理会社を通して相手に伝えてもらいましょう。
証拠は保存しておく
近隣トラブルの回避対策として、写真・録画・防犯カメラの設置などがあります。
騒音が問題であれば、録音または騒音を測定できるアプリを使用して保存しましょう。
証拠集めが難しい・1人で解決するのが不安な場合は、証拠集めの時点から管理会社に相談するのも一案です。
賃貸住宅における近隣トラブルは、誰しも遭遇したくはないものです。
自分が気づかぬうちにトラブルメーカーになっていることもあるので、人ごとではないことを意識し、お互い快適に過ごせるよう配慮を怠らないようにしましょう。

監修者名
テクトピア編集部
資格一覧
宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士、賃貸住宅メンテナンス主任者、
少額短期保険募集人、土地活用プランナー



























