ルームシェアのメリット・デメリットは?物件選びのコツと成功ポイントも解説

目次

ルームシェアにまつわるメリット・デメリットとは

他人との共同生活を送るスタイルには「ルームシェア」と「シェアハウス」の2種類があり、ここではルームシェアにフォーカスした情報を紹介します。

ルームシェアのメリット

金銭的な余裕ができる

ルームシェアをすると、賃貸借契約に伴う敷金や礼金などの初期費用に加え、月々の家賃や光熱費もルームメイトと分担できます。
金銭的に余裕をもてるのは大きなメリットのひとつです。

良い条件の物件に住める

1人あたりの家賃負担額を増やせば、ハイクラスの物件も選択可能。
部屋が広くなるほか、使いやすい浴室やキッチン、防犯性の高いセキュリティーが整っているなど、設備が充実している物件に住めるのはルームシェアならではのメリットです。

家事負担が減る

ルームメイトと家事を分担できるのもメリットのひとつ。
それぞれの得意分野で分担すれば、苦手な家事をしなくてもよくなります。
どちらも家事が苦手で掃除やメンテナンスを怠ってしまうと、退去時の原状回復で別途費用が発生する可能性があるので、当番制でしっかり清掃する習慣をつけましょう。

助け合える安心感がある

病気やトラブルが起きた時など不安な場面で助け合えるのは、大きな安心につながります。
風邪をひいた時に看病してもらえたり病院に付き添ってもらえたりすると、治りも早くなるでしょう。
急な残業で帰りが遅くなる時に、宅配便を代理で受け取ってもらえるのも嬉しいポイントです。
ルームメイトとの距離感にもよりますが、ちょっとした悩みを相談できるのもメリットに挙げられます。
抱え込んだ気持ちを吐露できたり意外な解決策やヒントがもらえたりと、話し相手がいる安心感はルームシェアならではのものです。 

ルームシェアのデメリット

意外と揉め事が多い

どれほど仲が良い友人と暮らすといっても、他人には違いないので価値観の違いはどうしても発生します。
気安さから相手の許容範囲を超えてしまい、人間関係にヒビが入ることも少なくありません。
家賃や光熱水費の配分・家事の分担・共有スペースの使い方など、揉め事の原因は多種多用。
改善策を練ることができれば今後もルームシェアを継続できますが、そのまま続くようであればお互いのためにルームシェアを解消するしかないでしょう。
悪質なパターンとしては、私物を盗まれる・勝手に使われるといったケースもあります。気心の知れた間柄であっても、貴重品の管理や情報漏洩には充分配慮しましょう。

使うタイミングに気を使う

お風呂やトイレ・洗濯機などを使いたい時間は重なりやすいもの。
入居当初は気になる場面が多いかもしれませんが、住み続けるうちに互いのリズムがつかみやすくなります。
始めから使う時間帯を決めておくのも、トラブル回避の得策です。

個人的な客を招きにくい

個人的な客を招くことに抵抗を感じやすいのもデメリットのひとつ。
もちろんルームメイトもよく知っている人であれば問題ありませんが、恋人・友人・家族など、相手の知らない人を招く場合は事前に相談するなどの配慮が必要です。

突然ルームシェアを解消されることがある

例えば、ルームメイトに急な転勤辞令が出たり、恋人ができて同棲を始めたりなど、ルームシェアがいきなり解消になるリスクは念頭に置く必要があります。
相手が出ていっても家賃を払えるなら問題はありませんが、負担が大きくなれば引っ越すか新しいルームメイトを探さなければなりません。

ルームシェアOKの物件が少ない

ルームシェアOKの物件があまり多くないのもデメリットと言えます。
友達を招いて騒いだり、親しさから喧嘩が起きやすくなったりと近隣住民に迷惑がかかる事例があるため、「ルームシェアはトラブルになりやすい」といった考えをもつ貸主は少なくありません。
突然退去されて困った経験から、新しい入居者が見つからないことを想定して平均より高い敷金・礼金を設定しているケースもあります。

ルームシェアは失敗しやすい?

気楽に過ごせる一人暮らしよりも、ルームシェアの方が難しいのはごく普通のことです。
しかし、ルームシェアが失敗するとは必ずしもいえません。
ルームシェアが成功するか失敗するかはお互いの価値観や生活スタイルに起因しますが、それらをカバーできる共通認識があれば課題はクリアできるでしょう。

メリットを生かしデメリットをクリアできる、ルームシェア物件チェックポイント

入居者全員に個室がある

自分のプライベートな空間を確保するために、それぞれの個室は必要です。
個室がないからと共有スペースを占拠する・される可能性があるので、トラブルを避けるためにも人数分の個室がある部屋を選びましょう。

バス・トイレは別になっている

バス・トイレがワンセットになっていると、誰かがお風呂に入っている間はトイレが使えません。
生理現象に無理を強いてしまうので、バス・トイレが分かれた部屋は必須と言えます。

通勤・通学がしやすい距離にある

全員にとって交通の便が良い場所にあるかを事前に調べてから選べば、後々の不満を解消できます。
誰かに負担がかかってしまうとルームシェア解消につながる可能性が高くなるので、意外と大切なチェックポイントです。

家賃・光熱水費の負担方法

家賃・光熱水費の負担方法は、事前に決めておくべき部分です。
均等に分けるほか、家賃担当と光熱水費担当を分けるなど収入に応じて工夫するのも一案ですが、お互いの力関係に影響してしまうリスクがあるため、均等割をおすすめします。

家事の分担方法

誰か1人に家事負担が集中していないか、定期的にチェックしましょう。
ほぼ丸投げするような状況が続くと、不満の原因になります。
一定期間ごとに担当範囲を見直すのもおすすめです。
敬遠気味な家事を少しずつでもこなすようになれば、不公平感を軽減できるでしょう。

内見はルームメイトと一緒に

物件の内見は、必ずルームメイトと一緒に行くことをおすすめします。
内見のチェック項目は立地や部屋数以外に、共有スペースの広さ・日当たりなど多数。
一緒に内見すればお互いの好みがわかるので、その後の部屋選びも進めやすくなります。

生活スタイルに合う間取り

お互いの生活スタイルに合わせた間取りを選ぶのも大切なポイントです。
一緒に過ごす時間が多くプライベートを気にしない人は隣り合う部屋でも問題ありませんが、プライベートを重視したい人は個室が隣り合わせになっていない間取りを選ぶほうがよいでしょう。

収納スペースが確保できる

例えば、下駄箱が小さいと自室まで靴を運ぶ手間が発生するほか、玄関スペースに脱ぎっぱなしだと踏まれて型が崩れるといったトラブルになりえます。
収納スペースが十分に確保できる物件を探しましょう。
片方の部屋だけ収納がある間取りも、後々トラブルの種になりがち。
その場合はもう一部屋用の収納家具を共同で購入するとよいでしょう。

お風呂の機能が充実している

追い焚き機能や浴室乾燥システムなどがあると、共同生活にも余裕が生まれます。
入浴や洗濯のタイミングはそれぞれ違うので、これらの機能を活用すれば「湯船に入れない・洗濯物が乾かない」といった不満は発生しません。

デメリットをメリットに変えるルームシェアルール

事前にきちんと取り決めをしておけば、少ない努力でデメリットを解消できます。
ルームシェアをする際は、以下のような点に注意しましょう。

ルームメイトは慎重に選ぶ

ルームメイトは慎重に選ぶようにしましょう。
どんなに仲が良くても、借金を抱えている人やお金にルーズな人とのルームシェアはおすすめできません。
毎月の家賃や光熱費を肩代わりさせられたりすると、人間関係にヒビが入ってしまいます。
ルームメイトとはいえ、それぞれ独立した個人です。
こちらの生活や行動へ過度に干渉したり妨げになったりしないような、自立心の強い人が相手だと心地よく過ごせるでしょう。
互いの親を紹介しあって、家族ぐるみでルームシェアを始めるのもおすすめです。
何かのトラブルがあった時も、家族を介して解決できます。

物件はルームメイトと選ぶ

物件選びはルームメイトとの合意が大切です。
立地や間取り・部屋の雰囲気など、全員が納得できる物件を選ぶようにしないと後で揉めることになります。
契約するのは、必ずルームメイト全員が納得した物件にしましょう。

物件は連名で契約する

入居者全員を契約名義人とする契約を「連名契約」といい、友人同士や入籍していないカップルがルームシェアする場合、多くはこの形式を取ります。
連名契約なら物件に関わることすべてに各自の責任が発生するので、責任感をもってルームシェアができるでしょう。

退去する時の準備をしておく

物件の更新時期に合わせてルームシェアの期間を決めておくのも一案です。
片方が退去する時の家賃・光熱水費の日割り計算や、共有で購入した家具の所有権などを事前に細かく決めておくと、揉め事になりにくいでしょう。

共有スペースの使い方を決める

ルームシェアをする際には、共有スペースの使い方を決めておきましょう。
使い方を決めないと共有スペースがぐちゃぐちゃになり、誰のものか分からなくなったり他人のものを使ってしまったりとトラブルが絶えません。
共有スペースには私物を置きっぱなしにせず都度部屋に戻す・冷蔵庫は縦半分でスペースを分けるなど、互いが納得できるルールを設けるようにしてください。

盗難防止策を立てる

入居人やそれぞれが招いた友人・知人に疑いをもたないためにも、貴重品の保管は各自で管理するようにしましょう。
それぞれ金庫を用意・利用してしっかり自分で管理すれば、あらぬ疑いや軋轢を生まずに済みます。
個室への入室も自由にはできないほうがよいでしょう。
鍵付きの個室がある部屋を選んだり不動産会社に相談して鍵をつけたりと、基本的なところで自衛できれば相手を疑うことがなくなります。

家事分担は平等にする

家事の分担は平等に行うのが理想です。
曜日や時間帯に応じて、掃除・洗濯・料理・皿洗い・ゴミ出しなどは誰がいつ担当するのかをきちんと決めておきましょう。
もちろん、すべてが理想通りに進むとは限りませんので、一方が家事を代行する場合は必ず後でバランスを取るようにしてください。
代わりに何をするかを事前にルール決めしておくのもいいでしょう。

人を招くルールを決める

誰かを呼びたい場合は、必ずルームメイトの了承を得るようにしておくとスムーズです。
共通の友人以外は呼ばない・恋人は部屋に入れないなど、呼べる人・呼べない人を決めておくと線引きが明確になり、揉め事を減らすことができます。

決めたルールを見える場所に書いておく

ホワイトボードや冷蔵庫のドアなどに決めたルールを貼り出しておき、常にルールを意識できるようにしておきましょう。
うっかり失念することが少なくなり、お互いに迷惑をかけずに済みます。

遅い帰宅・朝帰りはNG

基本的に遅い帰宅・朝帰りはNGにしておきましょう。
帰りが遅いと無用の心配をかけてしまうので、遅くなる場合は必ず一報を入れるといったルールも設けておくのがおすすめ。
遅い帰宅時は大きな音を立てないよう配慮するのはもちろん、酔っ払って騒ぐのはNGといった「あたりまえ」と思えることもルールとして明文化しておけば、お互いが気持ちよく暮らすことができます。

テックとピア

監修者名

テクトピア編集部

資格一覧

宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士、賃貸住宅メンテナンス主任者、
少額短期保険募集人、土地活用プランナー

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