駐車場を借りるのに何が必要かご存知ですか?不動産会社に連絡をして契約すれば終わりだと思っていませんか?
契約するには初期費用がかかります。実際に費用を支払う時に「月々の駐車場料金だけじゃなかった!」と驚く方もいるようです。
中でも知らない方が多いのが、駐車場仲介手数料。実は、賃貸物件と同様に、駐車場にも仲介手数料が必要です。
突然の費用に焦ることが無いよう、駐車場の賃貸契約が完了するまでの流れや仲介手数料を含めた費用について知っておきましょう。

そもそも仲介手数料とは?
そもそも、賃貸契約を結ぶときにかかる仲介手数料とはどういった費用なのでしょうか?
不動産会社は、借りたい人がわかりやすいようにホームページを整えたり、物件の紹介や契約手続き、入居者審査、大家さんとの交渉など、さまざまなことをしています。それらに対する報酬が仲介手数料。契約した物件を紹介して貰ったことに対する成功報酬としての意味と、各種の手続きの代行費用の意味があります。
宅地建物取引業法では、住宅に関する仲介手数料には「(200万円以下の物件の場合)月額料金(賃貸マンションでいえば家賃)の1ヶ月分(税抜き)×5%+消費税」と上限額が設定されています。この上限額は、対象物件の取引価格によって変動し、200万円~400万円以下の物件の場合は取引価格(税抜)×4%+2万円+消費税、400万円超えの物件の場合は「取引物件価格(税抜)×3%+6万円+消費税」が上限額となっています。
多くの物件を紹介してもらっても、契約しなければ仲介手数料を支払う必要はありません。

駐車場仲介手数料とは
駐車場にも仲介手数料が発生します。
住宅は宅地建物取引業法のもと、既定の上限額の範囲内の仲介手数料が発生します。しかし、駐車場の場合は宅地建物取引業法の対象外となっており、上限規定がありません。したがって、1ヶ月分以上の金額を提示することも違法では無いのです。
たとえ住んでいる賃貸住宅の敷地内の駐車場を契約する場合であっても、お部屋と駐車場別々の契約と捉えられるため、2ヶ月分、3ヶ月分といった仲介手数料を請求される可能性もあるのです。

駐車場仲介手数料支払いの流れ
1.申し込み
借りたい駐車場が見つかったら、その駐車場を管理している不動産会社に問い合わせ、賃貸契約の申し込みをします。
2.審査
入居申込書を提出すると、契約に際しての審査が始まります。
審査の基準はさまざまですが、「駐車場賃料が滞りなく払えるか」「安心して貸すことができるか」が最も重要なポイントとなります。
3.契約
審査を通過したら、賃貸契約を交わします。
住宅とは異なり、駐車場の契約には重要事項説明(宅地建物取引士による、借りる物件についての重要な点の説明)はありません。
4.入金
契約に必要な初期費用を支払います。
駐車場のオーナーさんとの直接契約の場合、仲介する者(不動産会社や管理会社など)は介在しないため、仲介手数料は必要ありません。
仲介手数料のほか、初期費用として駐車場にも前家賃と敷金が必要です。
5.利用開始
無事契約の締結が完了したら、決められた利用開始日から駐車場を利用することができます。
駐車場契約の際には、手数料のほかに免許書のコピーや車検証のコピーなどを必要書類として提出しなければならない可能性もあるので、確認しましょう。
また、契約には「最低契約期間」などがある場合もあるため、内容をしっかり把握するようにしましょう。
手数料を抑えるために注意するポイント
仲介手数料無料の物件に絞って調べる
最初から仲介手数料が無料と表示されている駐車場を探して契約すれば、当然ながら仲介手数料を支払う必要はありません。
オーナーが直接管理している駐車場はもちろん、不動産会社が保有している駐車場は仲介手数料が無料だったり、半額になっている場合があります。
契約の前に、仲介手数料の有無について確認するようにしましょう。

問い合わせ時、手数料の内訳について丁寧に確認する
希望の物件が見つかったらまずは問い合わせをして「仲介手数料などの初期費用はいくらなのか」を確認しましょう。仲介手数料を抑えられたとしても、別途違う費用を取られてしまうケースもありますので、内訳や金額を丁寧に確認してください。
例えば賃貸住宅の場合、鍵の交換代や消毒代、クリーニング代、事務手数料などが初期費用に含まれる場合があります。書類作成費用を請求されるケースもあるため、細かな内訳についても確認を怠らないようにしましょう。
まとめ
賃貸物件を借りる際には様々なお金が必要になってきますが、それは駐車場で合っても同じ。特に注意しなければならないのは「駐車場の仲介手数料には上限規定が無い」という点です。
賃貸住宅の場合は初期費用について「仲介手数料は家賃×約1ヶ月分、敷金は○ヶ月分…」とおおよその総額を試算することができますが、駐車場の場合は仲介手数料の上限規定が無いため、2ヶ月分以上の高額な手数料が発生することもありえるのです。
駐車場の契約前には、初期費用の内訳をきちんと確認するようにしましょう。
また、つい忘れがちなのが、解約時の条件や費用について確認すること。借りるべき最低期間が設定されていたため急な解約ができなかったり、解約時に意外な費用が掛かったりといったトラブルにならないよう、契約時には解約に際する部分もしっかり見ておくようにしましょう。
※掲載の写真はすべてイメージです。


監修者名
テクトピア編集部
プロフィール
テクトピアは、賃貸マンション・アパート建設で地元から厚い信頼を得る株式会社クラストの不動産賃貸課です。RC造を主体とした堅牢で耐震・耐火性に優れた建物を提供し、デジタロックなどの先進設備で安心・快適な暮らしを実現。首都圏・東海・関西エリアに3万件超の管理物件と約20店舗を展開し、24時間体制で入居者をサポートしています。 有資格者が在籍するテクトピア編集部が、不動産実務で培った知見をもとに本コラムを監修しています。
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宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士、賃貸住宅メンテナンス主任者、
少額短期保険募集人、土地活用プランナー
























