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隣の部屋がうるさい場合の対処法は?
騒音問題の正しい対策について

隣がうるさいため集中して勉強や仕事ができない、夜中に隣がうるさくて眠れないなどの悩みを抱えている人は少なくありません。隣がうるさいとき、どのように対策すればいいのか、逆にやってはいけないことはどのような行動なのか。
集合住宅での騒音対策についてお伝えします。

騒音に悩まされたときに確認したいこと

隣がうるさい、騒音がひどいと感じた時、まずはなにをすればいいのでしょうか。

騒音の元を間違いなく確認

騒音に悩んだら、まずは「どこから音がしているのか」「発生源はどこか」を探りましょう。隣の部屋からうるさい音がしていると感じても、実は騒音を発しているのは隣の部屋ではないかもしれません。

マンションでは柱や壁面、床などの建物を構成する躯体が振動して伝わる音があります。これを固定音といいますが、固定音は隣や上下からだけではなく、思いがけない場所から伝わって聞こえることがあるのです。

実は騒音と全く関係ない人に苦情をいってしまい、ご近所との人間関係が悪くなったり逆恨みされたりするのを防ぐためにも、まずは「どこから音がしているのか」をしっかり探る必要があります。

音の探り方として、筒や大きな紙を丸めてメガホン状にしたものを壁に当てると、大まかな「音がしている方向」の見当がつくでしょう。

「リビングだと思ったけれど、どうやらキッチンから音がしているようだ」「右隣だと思ったけれど、これは隣ではなく下かもしれない」と気づくかもしれません。

音の元がわかれば、話をするときも「キッチンからだと思うのですが」とか「北側の部屋に近い場所から」とポイントを絞って伝えられるので、より音の原因を具体的に探れます。

騒音がする日時を確認

何時ごろからどのくらいの時間騒音がするのかを確認し、メモに残しておきましょう。騒音がする曜日や時間帯は決まっているのか、いつごろから騒音がしはじめたのか、どのくらい音が続くのか、頻度はどのくらいかを記録しておきます。

騒音のタイプを確認

話し声なのか、それとも足音なのか、ドアを開け閉めする音か、ステレオの音か、「ウィーン」や「ブー」といった機械音なのか、いつもそのタイプの音がするのかなど「どんな音がするのか」もメモしておきましょう。

隣の部屋がうるさい場合の正しい対処法

隣がうるさいと「静かにしてほしい」といいに行きたくなりますが、それは得策ではありません。ご近所と気まずくなったり、逆恨みされたりする恐れも。隣がうるさいときの正しい対処方法をお伝えします。

防音グッズを活用

もともと壁が薄い家の場合、ごく一般的な生活音ですら隣や上下の部屋に聞こえることがあります。自分が「隣がうるさい」と感じているように、隣からも「隣がうるさい」と思われているかも。

まずは、防音グッズを活用して、隣や上下からの音をできるだけ減らしつつ、自分が出す音も隣や上下に迷惑にならないよう工夫しましょう。

たとえば、本棚や食器棚のような背の高い家具は壁際に設置すると、家具が音を遮断する効果があります。家具のほか、家電を置くのもアリです。

さらに、この「壁に沿っておいた家具」の後ろに、畳んだダンボールを挟むとさらに防音・遮音効果が上がります。

家具の配置を変えてダンボールを挟むだけなので、すぐにできる騒音対策です。

家具を壁際に置いてもまだうるさい場合は防音シートを使用するのもおすすめです。防音シートは自分が出す音を外に漏らさないだけでなく、外からの音も防いでくれます。防音シートを床や壁に貼ることで、隣の音も気になりにくくなる可能性があります。

防音カーテンもおすすめです。防音カーテンとは、音を遮り吸収するカーテンのこと。音を通しにくい織り方で作られたカーテンで、カーテンの重量が重くなればなるほど効果が増します。

とくに中高音域の音に対して効果が強く、女性の声、ピアノの音などのほか、工事の音、電車や自動車の音にも有効です。家の中の話し声や楽器の音が外に漏れるのを防ぐ効果があるため、プライバシーを守る目的としても使えるアイテムです。

フローリングの床の場合、床にカーペットやラグマットを敷くと自分が立てる音が緩和されて響きにくいので「うるさい」と思われるリスクを軽減できます。

大家さんや管理会社に相談

隣がうるさいと直接文句をいいたくなりますが、そこはぐっと我慢して、まずは大家さんや管理会社に連絡をしましょう。

自分で直接文句をいいに行くと、そんなつもりはなくてもきつい物言いになってしまい相手を不愉快にさせたり怒らせたりしてしまう恐れがあります。

また、文句をいわれたことに腹を立てて仕返しをされるリスクも。刑事事件に発展しないとも限らないため、大家さんや管理会社を挟んで、代わりに注意してもらうのが賢い方法です。大家さんや管理会社の第三者を挟むほうがトラブルになりにくく、話がこじれません。

その際、訴えたいことがスムーズかつ的確に伝わるよう「いつごろから、どの時間帯に、どのくらいの時間、どんな音がするのか」「音の発生元はどのあたりなのか」を話しましょう。

そのためにも「騒音に悩まされたときに確認したいこと」でお伝えした内容をくわしくメモしておくとしっかりと騒音の悩みを伝えられるはずです。

大家さんや管理会社に相談する際は「音について注意するとき、自分の部屋番号や名前は出さないでほしい」と頼むことも忘れないようにしましょう。

匿名で手紙を送る

大家さんや管理会社が動いてくれない、話しを聞き流されてしまう、なかなか話ができないなどの問題があれば、手紙を送るのもひとつの方法です。

直接話に行くとつい感情的になる恐れがありますが、手紙なら相手の気持ちも考えながら文章を作れるため、角が立ちにくいというメリットがあります。

ただし、逆恨みや仕返しを避けるためにも、手紙を書くときは必ず匿名にしましょう。普通の手紙のように、自分の部屋番号や名前を書く必要はありません。

相手を嫌な気分にさせたり怒らせたりしないよう、丁寧な文章を心がけましょう。

やってはいけない対処法とは?

隣がうるさくても、極力やってはいけないこと、やらないほうがいいこともおさえておきましょう。

壁ドンで仕返し

隣がうるさいとイライラして、ついうるさい方の壁を「ドン!」と叩いてうるさいことを教える「壁ドン」をしてしまいがちです。

確かにその場ですぐにうるさかったことが伝わりますが、できるだけやらないほうがいい方法です。

思わず「壁ドン」をしてしまうほどイライラが募っているときは、力のコントロールを見失いがち。壁が薄い場合、つい力を入れ過ぎてしまい、壁を壊してしまう恐れがあります。

「壁ドン」された方からすると、どの部屋の住民が壁を叩いたのかが明らかなため、壁ドンをやり返されたリ、こじれてトラブルに発展したりする恐れもあります。また、集合住宅は音の伝わり方が複雑なため、騒音の発生元が隣ではなく斜め上下だったということも起こりえます。

隣がうるさく腹立たしくても、そこはぐっと我慢をして、壁を叩くのはやめましょう。

直接苦情を伝える

あまりに隣がうるさいと、チャイムを鳴らして苦情をいいに行きたくなりますが、それも得策ではありません。

普段から世間話ができるほど親しくしているならともかく、最近では隣にどんな人が住んでいるのかもわからないということがほとんどです。

素直に話を聞いてくれる相手ではなく逆上されるかもしれません。また、「隣にこんな人が住んでいる」と相手に知られてしまいます。

女性のひとり暮らしの場合、それを知られてストーキングされるリスクもあるでしょう。

できるだけ穏便に済ませ、自分に被害がおよぶのを避けるためにも、大家さんや管理会社に間に入ってもらいましょう。

騒音トラブルに発展しやすいケース

騒音トラブルになりやすいケースをみてみましょう。

大人数での集まり

友達を招いてのパーティーや飲み会など、複数人が集まると話す声も大きくなりがち。盛り上がって皆で笑うと、その声が隣や上下に聞こえやすくなります。

ただ、頻繁に大人数で集まるようでなければ、少し我慢して見逃すのもアリです。近所のファミリーレストランやカフェにしばらく避難する、少し遠くまで散歩や買い物、ドライブに行くなど、自分がその場を離れてもいいでしょう。

うるさいのが深夜だったりあまりに頻繁に集まって騒いだりする場合は、遠慮なく大家さんや管理会社に伝え、注意してもらうのがベストです。

自分が人を招く際も、うるさくならないように気をつけましょう。

テレビや音楽の音量

テレビやステレオは壁際に置くことが多いため、どうしても音が隣に漏れがちです。また、高齢者の場合、耳が遠くて無意識に音量をあげている可能性もあります。

音が大きすぎると感じるのであれば、大家さんや管理会社に相談してみるといいでしょう。

自分もテレビやステレオを壁際に置いている場合は、テレビやステレオの裏に防音シートを貼る、音量が大きくなりすぎないように気をつけるなど、隣近所に迷惑をかけないように注意したいですね。

電話やチャットの話し声

コロナ禍でリモートワークやオンライン飲み会が一般化したこともあり、自宅で会議に参加したり、Zoomで友達とお喋りをしたりということが珍しくなくなりました。

話が盛り上がると、ついつい声も大きくなります。仲間とのオンライン飲み会でお酒が入るとさらに声が大きくなってしまいがちです。

深夜の電話やチャットが頻繁に行われるようであれば、大家さんや管理会社から声のトーンを落とすように伝えてもらうのがベストです。

カップルの同棲

カップルの声がうるさいという悩みは珍しくありません。すぐに静かにしてもらいたいという気持があっても、カップルの声はデリケートな部分。直接注意をしたり壁ドンをしたりせず、大家さんや管理会社に伝えて注意してもらいましょう。

隣近所からの騒音は、騒音の発生主が「このくらいの音を立てると誰かの迷惑になる」と気づいていないだけかもしれません。大家さんや管理会社に注意されることで「迷惑をかけていた」と気づき、生活態度を改めて音に注意してもらえる可能性があります。

くれぐれも自分で直接相手に苦情をいうのではなく、大家さん・管理会社を通しましょう。

隣がうるさいときはワンクッション挟み、自分も音に気を付けよう

どんなに隣がうるさくても、直接文句をいったり壁を叩いたりすると相手から恨みを買ったりトラブルになったりする恐れがあります。面倒でも大家さんや管理会社を挟むようにしましょう。

また、壁が薄い物件の場合、自分がうるさいと感じているだけでなく、自分もだれかにうるさいと思われている恐れがあります。

カーペットを敷く、テレビやオーディオの音量に気をつけるなど、近所の方を思いやってすごすようにしたいですね。

※掲載の写真はすべてイメージです。

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